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愛知県とバイオものづくり中部、バイオコーディネーター育成へ

 【名古屋】愛知県はNPO法人バイオものづくり中部(名古屋市千種区)と共同で、9月からバイオテクノロジー関連のコーディネーターの育成に乗り出す。コーディネーターは大学や研究機関などの研究成果を地域の企業に技術移転する役割を担っている。これにより県の次世代産業と位置付けたバイオ産業を振興する。企業を退職した技術者を対象に研修事業を展開。07年度は約40人のバイオ関連コーディネーター育成を目指す。
 バイオ関連コーディネーターの研修事業は9月8日―11月17日に、毎週土曜開催を通常日程として実施。名古屋市千種区の名古屋大学のインキュベーション施設を会場とする。同大学産学官連携推進本部の教員らが講師となり、コーディネート業務のノウハウや、産学共同研究プロジェクトの進め方を伝授する。
 また特許事務所の弁理士らが講師となり、特許戦略などについても講義する。医薬、食品分野のほか、自動車、セラミックス、建材、環境分野などの企業OBの技術者を対象に、バイオ関連コーディネーターを育成する。参加は無料。
 愛知県は次世代産業の一つとしてバイオ産業の振興に力を入れている。バイオテクノロジーは医薬、食品だけでなく、エタノール燃料やアレルギー対策建材などの事業化も期待でき、幅広い産業振興につながると期待。そのための推進役となるコーディネーターを育成することにした。バイオものづくり中部は産業クラスター「東海バイオものづくり創生プロジェクト」の推進組織で、バイオ関連コーディネーターを24人を抱える。愛知県と共同でさらに育成し人材の厚みを増す戦略だ。両者は研修事業に先立ち9月1日13時から名古屋大学で研修説明会を開く。


【2007年8月30日 日刊工業新聞社】