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大阪・吹田市、“吹田ブランド”創出へ−存在感アピール

 大阪府吹田市は工業製品やサービスを対象に、「吹田ブランド」の創出を目指す。10月に市内の中小企業など約500社を対象にアンケートを実施し、市のイメージや産業・文化資源の掘り起こしを行うのをはじめ、08年4月に大学や市内企業、住民から成る研究会を発足、地域ブランドの研究を本格的に始める。2010年度をめどに吹田ならではの商品やサービスを創出、展示会などを通じて内外へ広く情報発信する考えだ。
 吹田ブランド創出に向けて近く専門のパンフレットを作製、市役所や商工会議所などを通じて市内で配り、企業や住民の参加意識を高める。08年4月に発足予定の研究会は大阪大学や関西大学、市内大手や中小企業からの参加を見込み、500社に行ったアンケートの結果などを踏まえ、地元に密着した吹田ブランドの創出を進める。創出したブランド製品やサービスは市役所内のコーナーで紹介するのをはじめ、市のホームページなどを通じて内外にPR、知名度アップに努める。“吹田”の地名を広く発信することで、製品アピールと同時に企業や市民の郷土意識向上も狙う。
 吹田市内はアサヒビールや山崎製パンなどの食品メーカーをはじめ、大日本インキ化学工業や大日本住友製薬、ダスキンなど大手企業が多く拠点を構える。電子材料や機械などの中堅・中小企業も多い。さらに吹田商工会議所が新規ビジネスプランのコンテストを毎年実施するなど、起業も盛んだ。付近には大阪大学や関西大学など有力な大学もある。
 さまざまな企業や機関が集積する半面、これまで核となる産業が存在しない弱みがあった。吹田ブランド創出で地域資源を掘り起こすことで目玉産業を確立、存在感を高めたい考えだ。


【2007年8月21日 日刊工業新聞社】