HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

愛知県、デジタルコンテンツ産業の振興に着手−人材の地元定着図る

 【名古屋】愛知県はデジタル技術を用いた映像や音楽、ゲームなどデジタルコンテンツ産業の振興に乗り出す。07年度中にデジタルコンテンツ活用による技術伝承事業や、デジタルコンテンツ関連の企業誘致に向けた調査事業を実施。クリエーターなど関連人材の顕彰制度も創設する。これらにより関連企業の集積に加え、地域の関連人材の地元定着を図る。
 デジタルコンテンツを活用した技術伝承事業は中小製造業のモノづくり支援が狙いで、同時にデジタルコンテンツ産業の活性化も目指す。鍛造や鋳造、溶接などの分野で、映像やアニメーションなどを用いて熟練者の技術を若手に伝えるのに役立つデジタルコンテンツを製作する。
 9月までに製作を担当するデジタルコンテンツ関連企業2社を公募、10月から08年1月にかけて製作する。これをモデルに同様のデジタルコンテンツに関心を持つ中小製造業を増やし、地域のデジタルコンテンツ需要も高める。
 デジタルコンテンツ関連企業の誘致に向けては、クリエーターなどを養成する県内大学、専門学校と協力する。まず地域の関連人材の就職先、デジタルコンテンツ需要などを調査する。
 その結果に加え、県内の経済状況などを掲載したリーフレットを製作、業界団体や関連企業に配布する。最近になって関連企業が愛知県内に拠点を設ける事例はあるが、誘致活動の本格化で集積を図る。
 また30歳以下の若手クリエーターや学生の作品を対象にした顕彰制度「愛知デジタルコンテンツコンテスト」を創設。10―12月にデジタル技術を用いた動画、静止画などの作品を募集。08年2月に最終審査と表彰式を行う。
 若手人材のアピールの場とし、関連人材の育成の一助とする。


【2007年7月18日 日刊工業新聞社】