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地域資源活用チャンネル

経済産業公報

沖縄県

八重山ミンサーの伝統技術を新分野へ!
株式会社 あざみ屋

青ミンサーバッグ

青ミンサーバッグ

青ミンサーシャツ

青ミンサーシャツ

 那覇から南西に約470km離れたところに位置している石垣島は、亜熱帯地方特有の自然に恵まれ、古くから独特な文化や芸能が受け継がれ育まれてきました。八重山ミンサーの起源は16世紀頃にさかのぼるといわれており、八重山地方の女性達のくらしと共に代々、織りの技術が現在まで継承され、国の伝統的工芸品にも指定されています。

 八重山ミンサーの名前の由来は、ミンは綿の意、サーは沙(糸の意)と狭(狭い意)の2説がありますが、いずれにしても綿素材の織物の語源をもっており、通い婚の時代に女性から意中の男性に贈る習わしがあり、5つ(※1)と4つ(※2)の模様は「いつ(五つ)の世(四)までも末永くよろしくお願いします」との願いを込めて送られたものでありました。

 株式会社あざみ屋は、昭和29年に現在の前身事業である洋裁事業(あざみ洋裁店)を立ち上げ、藍1色の帯であったミンサーに色彩を取り入れて商品化し、産業化を目指して昭和47年(本土復帰年)に創業し、八重山ミンサーの製造・販売に取り組んでいました。八重山上布・八重山ミンサーの老舗として、これら八重山地方の伝統工芸の復興・発展に情熱を注ぎ、様々な商品開発に挑戦し、八重山ミンサーのカラーバリエーションを広げるとともに、ネクタイや名刺入れ、バッグや小物などの商品開発により、商品のバリエーションも共に広げることに成功し、事業の産業化を進めています。その結果、平成18年度の売上げは約5.5億円(平成13年度比200%増)となり、地域の雇用創出にも貢献しているほか、人材育成を継続的に行うなど、株式会社あざみ屋の取組みは地域の活性化に大きく寄与しています。

 種類の豊富な八重山ミンサー商品は、株式会社あざみ屋の経営理念「現代のニーズにあった製品作り」・経営方針「石垣島を機織りの音で活性化させたい」に沿った形で現在も開発が進められており、これまで日本工芸展で入選するなど数多くの入選や栄誉ある賞を受賞しています。いまでは、八重山ミンサーは全国的に広く知られるようになり、石垣島の産地技術を活用した沖縄を代表する織物となっています。


[経済産業公報掲載日]2007年07月12日

会社概要

社名:(株)あざみ屋
住所:沖縄県石垣市登野城909番地
電話:0980-82-3473
URL:http://www.minsah.co.jp/