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地域資源活用チャンネル

経済産業公報

沖縄県

「紅いも」の商品化に成功
株式会社 お菓子のポルシェ

「紅づくし」の販売促進ツールの一例

「紅づくし」の販売促進ツールの一例

御菓子御殿

御菓子御殿

 沖縄県の読谷村商工会は、村の特産品である紅いもの収穫量が減少していくのを懸念し、村おこし事業の一つとして、「紅いも」の商品化を提言しました。昭和61年からその具現化に取組み、地元菓子メーカーのポルシェ(昭和54年創業・現 株式会社お菓子のポルシェ)、生産者、農協、役場などが一体となった体制の中、地元で生産され、また厳選した紅いもを素材とする「紅いもタルト」の商品化に成功しました。

 紅いもは路地栽培作物で、土壌、品種、栽培方法、天候、季節などによりその形、色合いが異なり、生のままでは保存期間が短いため、年間を通して安定した食感、紫の美しい色合いなど、紅いもの特性の確保が課題でした。

 試行錯誤を重ねながら開発された「紅いもタルト」は、美味しさと品質の良さが認められ、全国菓子大博覧会で、食糧庁長官賞、農林水産大臣賞、中小企業長官賞、沖縄では沖縄県知事奨励賞、沖縄県ビジネスオンリーワン賞、内閣府沖縄総合事務局長表彰等、数々の賞を受賞し、今日の沖縄の銘菓としての評価を得ています。また、その後開発した中間素材「紅いもペースト」を使って「紅いも菓子」を次々に開発しています。

 同社では、独自の流通経路を拡大し、平成12年度に9.2億円であった売上高が平成18年度には25億円と大きく伸び、現在では、県内で7つの直売店を展開しています。また、菓子の製造ラインを完備した観光工場「御菓子御殿」を沖縄県恩納村及び読谷村にオープンし、観光客の集客にも大きく貢献しています。「御菓子御殿」では、「紅いもタルト」の製造工程を見学することができるほか、同施設内のカフェやレストランで紅いもを使った菓子などを食することができ、観光客の人気スポットになっています。それとともに、地元の雇用促進などの効果を生み出しています。

 紅いもは、沖縄を代表するヘルシーな食材として全国にも知られるようになり、菓子、もち、麺などにも多用されています。読谷村の昨年の甘藷収穫量は1,700トンと、この17年間で2倍半に増加しています。


[経済産業公報掲載日]2007年05月17日

会社概要

社名:(株)お菓子のポルシェ
住所:沖縄県中頭郡読谷村字宇座657番地1
電話:098-958-7333
URL:http://www.okashigoten.com/

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