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地域資源活用チャンネル

経済産業公報

滋賀県

陶磁器質のフレームと多孔質セラミックを用いた壁面緑化陶板
近江窯業 株式会社

光庭外壁施工例

光庭外壁施工例

 近江窯業株式会社は、日本六古窯のひとつで「信楽焼き」でも有名な滋賀県甲賀市信楽町で明治7年に創業しました。創業当初より、陶器製の鍋や花瓶の焼物製造の窯業に携わり、戦後においては建物の顔である外装材向けタイルの製造にも着手し、現在まで窯業一筋に取組み、焼物に関するノウハウを多大に蓄積してきました。そんな中、世間では「環境問題」が取り上げられ、「都市のヒートアイランド現象」等建築物に関わる問題も取り上げられて来たことから、信楽の地で培ってきたノウハウを少しでも「環境問題」に貢献出来ないか研究を開始しました。その結果、現在「ヒートアイランド現象」の緩和に大きな期待を寄せられている「壁面緑化」用として、「壁面緑化陶板」の開発に成功することが出来ました。

 この「壁面緑化陶板」は、同社の窯業技術を結集し、外装材に使用可能な陶器質のフレームと多孔質セラミックを融合し、さらにこの多孔質セラミック自体に緑化植物を植生することに成功したことにより、外装材兼壁面緑化資材となる画期的な商品となりました。また、この商品の開発と併せて施工方法を確立し、さらに壁面緑化に欠かせない壁面全体に均一に灌水が可能な灌水システムを確立し、全国に販売を展開しました。

東京都内マンション外壁施工例

東京都内マンション外壁施工例

 この壁面緑化陶板は、愛知万博のバイオラングにも出展し、高い評価を受け、また、現在までに、東京都を中心に主要都市の「ホテル」、「マンション」等の建物の外壁への施工実績を数十物件積んできました。また、この壁面緑化陶板には、ヒートアイランド現象の緩和効果だけでなく、地球温暖化の一因とされているCO2の固定化や、防音効果、人への癒し効果等も期待されており、現在でもそれらの研究を続けています。

 さらに今後においても、信楽焼きの窯業技術を生かし、滋賀県立信楽窯業試験所と地域の大学とも連携し、環境問題への貢献を目的とした新たな商品開発を計画しており、これからの子供たちに、少しでも良い環境を提供できるように頑張っています。


[経済産業公報掲載日]2007年04月26日

会社概要

社名:近江窯業(株)
住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2349番地
電話:0748-83-2220
URL:http://www.oumi-k.co.jp/index.html

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