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地域資源活用チャンネル

経済産業公報

鹿児島県

食・温泉・運動を活かした総合健康産業(スパドゥ)の創出
株式会社 指宿ロイヤルホテル

『スパドゥ』プログラムに参加する観光客

『スパドゥ』プログラムに参加する観光客

 昭和40〜50年代に九州有数の観光地として栄えた指宿は、沖縄返還や円高等を背景に、沖縄や海外に観光客を奪われるようになり、年々観光客数が減少していました。こうした中、株式会社指宿ロイヤルホテルの有村社長は、指宿に観光客を取り戻すためには、「1社で客を囲い込むのではなく、指宿が地域全体として魅せていかないといけない」、「これからの観光は健康になっていける観光」という意識のもと、「天然砂蒸し温泉」というオンリーワン資源を活用し、他との差別化を図っていく必要があると考えました。

 そこで、平成14年に有村社長自ら理事を務める社団法人鹿児島県工業倶楽部内に、鹿児島県医師会、鹿児島県栄養士会、鹿児島大学医学部、鹿屋体育大学、鹿児島県との連携による「食・運動・温泉融合化研究会」を発足させ、観光に製造業的発想を取り入れた、食・温泉・運動を活かした総合健康産業(スパドゥ)の創出に向けた取組みを開始しました。

 『スパドゥ』とは、ホテルに長期滞在しながら、地元食材を活かしたカロリーを抑えた「食事」や個人にあった「運動」、心臓に負担のかからない「天然砂蒸し温泉」を組合せることで、心身ともにリフレッシュし、健康になってもらうためのプログラムです。平成16年には、大学や医師会等と連携して4泊5日のモニタリングを実施し、医学的な検証と、事業化のためのデータ収集を行いました。

 現在、指宿にある政府登録ホテル・旅館9軒からなる「指宿ホテルオーナー会」の各ホテルで夕食800Kcalのメニューを開発し、『スパドゥ』を活用した『地域スパヘルス事業』を大手旅行会社が商品化する予定で調整中です。

 今後は、『スパドゥ』プログラム参加者のバイタル・食事・運動量等のデータを蓄積・管理し、蓄積したデータを元に参加者が医師や運動療法士等の専門家からアドバイスを受けることができる「転地滞在型健康保養システム」の開発など、『スパドゥ』プログラムの充実を図っていくこととしています。


[経済産業公報掲載日]2007年03月29日

会社概要

社名:(株)指宿ロイヤルホテル
住所:鹿児島県指宿市十二町4232-1
電話:0993-23-2211
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~royal/

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