HOME > 事業を広げる > 技術開発を支援する!SBIR[中小企業技術革新制度]

技術開発を支援する!SBIR[中小企業技術革新制度]

再検索する

株式会社オフィス・タカハシ

佐賀県

ナルトビエイ活用を志向した抗メタボリック症候群ペプチドの開発[製造業 その他製品]

事業情報

ナルトビエイ活用を志向した抗メタボリック症候群ペプチドの開発

有明海の厄介者が宝物に

ナルトビエイは一尾当り膨大な量の二枚貝を摂餌することから、有明海など西日本沿岸各地で二枚貝の食害が深刻化し地域漁業に被害を与えている。そこで、二枚貝資源を確保するためナルトビエイの捕獲事業が実施されているが、保蔵した魚体はアンモニアを多く含むため食材価値が落ち、殆どが廃棄されている。佐賀県における捕獲量は年間約200トンであり、西日本での総捕獲量は年間1000トン近くにも達すると推定される。最近では、ナルトビエイの食材化研究が地方自治体で実施されているが、元々ナルトビエイの食習慣がないこともあり、従来の食材化による資源活用には至っていない。
一方、わが国では、内臓脂肪型肥満と脂質異常症(高脂血症)、高血糖及び高血圧等の病態との合併が動脈硬化性疾患のリスクを上昇させることから、本病態をメタボリック症候群と定義し、その予防を推進している(健康日本21)。メタボリック症候群を予防するため、食品の生体調節機能を利用した低ストレス型・生活習慣病予防策が模索され、これまでにヒトの健康維持に役立つ機能性食品が数多く上市されている。このことから、申請者は肥満モデル動物を用いてナルトビエイの栄養生理機能を検討した。その結果、ナルトビエイタンパク質のプロテアーゼ処理物(ペプチド画分)の摂取による血中脂質、インスリン及びレプチン濃度の減少、肥満性炎症マーカーの低下を認め、その作用はプロテアーゼ未処理物より強力であった。この結果は、ナルトビエイ由来ペプチド画分の摂取による血中脂質レベルの上昇抑制、さらにはメタボリック症候群のリスク低減を示唆する重要な知見である。
以上の背景より、本研究開発では(1)有明海等の有害魚であるナルトビエイの有価資源化による持続的な水産資源管理(2)メタボリック症候群のリスク低減による健康維持への貢献を使命として、ナルトビエイ由来の血中脂質上昇抑制作用を有する新規高機能ペプチドの製品開発を実施する。高活性ペプチド配列の特定並びに高機能性ペプチドの工業的製法確立を目標とし、申請者が有する技術シーズ(アンモニア生成抑制法、ペプチドの機能評価・精製・構造解析・製造方法等)を活用しながら、高機能ペプチドの商品化に結実させる。

事業進捗状況

研究開発中

事業計画

○ペプチド製造・販売
・原料調達:ナルトビエイは佐賀県有明海漁業協同組合が調達し、漁港周辺の加工場にて解体・小片化を行い冷凍倉庫で保管する。佐賀県での調達可能量は200t/年であるが、当面の必要量は170t/年であり、十分な資源量が確保できる。仮に必要量が増えた場合は調達域を有明海全域に拡大し、その際の調達量は500t/年である。魚体より可食部を50%の歩留で得、小片化・凍結後の販売量を85tと試算。
・ペプチド製造:エイペプチドの製造(酵素処理・精製・殺菌・粉体化)は日ハムの100%出資の子会社である南日本ハム株式会社(宮崎県日向市)で実施する。可食部85tから乾燥粉末品10tの製造を行い(加工歩留まり12%と試算)、製品は、販社である(株)オフィス・タカハシ(以下オ社と略記)へ販売。
・ペプチドスープ製造:エイペプチドを配合したフリーズドライスープを日ハムの100%出資の子会社である日本ドライフーズ株式会社(福岡県三井郡大刀洗町)が製造し、販社である日ハムへ販売。
・ペプチド販売:エイペプチドの販売はオ社が日ハム・ヘルスサポート課を経由して実施する。販売先は日本ハムで既に取り引きのあるメーカーを中心に、食品・健康食品のメーカーを予定。・ペプチドスープ販売:エイペプチドスープの販売はオ社が実施する。販売チャネルはCVS、量販店の他、地域物産販売店や全漁連管轄の全国の直売店での販売を計画している。年間約300万食/を販売予定。

事業関連資料

補助金基本情報

  • 予算区分(採択年度):平成21年
  • 補助金名:地域イノベーション創出研究開発事業に係る委託費
  • 採択テーマ:ナルトビエイ活用を志向した抗メタボリック症候群ペプチドの開発
  • 研究開発分野:健康分野
  • 交付機関:経済産業省(関係省名:経済産業省)
  • 問い合わせ先:九州経済産業局技術企画課 092-482-5462
[2010年12月14日 更新]

企業概要

  • 所在地:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町大曲6036
  • 電話番号:0952-53-8234
  • 代表者名:高橋勝則
  • 代表的な保有設備:本社事務所
  • 代表的な保有特許:体調維持補助システム 特許4015462
  • 代表的な取引先実績:株式会社やのまん 株式会社管清工業(東京メトロ関連) 佐賀県 熊本電気工業株式会社
  • URL:http://www.saga-shop.co.jp/
  • 資本金:900万円
  • 設立年月日:1995年08月01日
  • 従業員数:7人
  • その他自由記入欄:弊社は、1995年にオリジナルジグソーパズルの製造販売業としてスタートした。この部門では、現在日本でトップの地位を占めている。その時の、販売ノウハウが他社に認められ、いろいろな案件が舞い込むようになった。その中より、生まれた代表的な商品は、主婦でも簡単に酸化チタンを塗布できるゲル状酸化チタン商品(光触媒)「お風呂美人」や、イカ釣り漁船の燃料代を半減させる事に成功した「イカ獲れ放題システム」(熊本電気との新連携事業)、観光庁の日本の魅力あるおみやげコンテスト銅賞の「ハローキティー組み木」、視線でコンピュータを動かす事ができるソフトの開発(佐賀県先進IT技術事業組合)など、他社とのプロジェクトを構築することにより、商品開発を行う事を得意とする。今回の、ナルトビエイからのペプチド開発もそのひとつである。現在、次なる開発として弊社保有特許を利用し、バイタルデータを管理するシステムを開発する予定である。