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技術開発を支援する!SBIR[中小企業技術革新制度]

企業レポート 特定補助金等 活用企業

東京都

誰もが映像コンテンツ制作・配信できるために

企業名 株式会社トゥエンティ・フォー・ストリーム
テーマ “ネットで簡単にリッチビデオコンテンツ作製・配信”の事業化
特定補助金等の名称 中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化助成金
開発中の「チャピー」画面

開発中の「チャピー」画面

誰もが映像コンテンツ制作・配信できるために

インターネットを使った動画配信サービス事業を手がけるトゥエンティ・フォー・ストリームは、2009年8月から新たに動画制作コミュニティーサービス「チャピー」を立ち上げる。同サービスの提供によりネット上で映像コンテンツの制作に必要な動画や静止画、音楽、文章などの素材を共有し、編集することが可能になる。これまで一部の人に限られていた映像コンテンツの作製・配信が、誰でも簡単にできるインフラとして普及させる考えだ。

動画配信サイトの「YouTube」や「ニコニコ動画」などの登場で、映像作品を発表するネット環境が広がりつつある。さらにデジタルカメラの普及や歌声合成ソフトの登場により、個人で映像作品を作る人が増えている。こうした中「チャピー」は、撮影や音楽、アニメなど得意分野を持つ人たちが集まり、それぞれが得意とする素材を出し合って一つの作品を作り上げる場を提供することになる。青地の背景に映像を合成するクロマキー合成にも対応する高い編集機能を持ち、初心者からプロまで幅広い層の人々が参加できるサービスになっている。

「チャピー」を広げるために

事業運営は有料会員からの会費収入と広告収入で賄う計画だ。基本登録をすれば無料で使えるようにした上で、有料会員に対しては通信容量を増やすなどの付加価値をつけてサービスを提供する。広告収入は、ビデオカメラをはじめとするコンテンツづくりの機材まわりの宣伝などを想定しており、サイト利用者に効果的にアピールできると見ている。またビデオCMの制作コンテストなどを開きスポンサーを募ることも検討している。

新サービスを軌道に乗せるには、まず知名度を上げることが不可欠。そのため8月に開発途上版(β版)の配布を始め、映像作品コンテストを企画する予定。一方、使い勝手の良さをアピールし小・中学校から専門学校、美術大学といった教育機関に映像制作の教育ツールとして提案することも検討している。

チャンスをくれたSBIR制度

2006年に同社は創業し、「誰でも映像配信ができるインフラを提供する」を企業理念に企業や公的団体向けに映像配信サービスを提供してきた。しかし顧客のコンテンツ制作の負担は予想以上に大きく、また誰でも作れるわけではないのも事実。このため短時間で映像作品を制作できるツールを試作して、これをもとに事業化する方向性を検討した。

ところが実際に動きだすとシステムのプログラム開発がかなりの工数に上ることが判明。そこでSBIR制度対象の補助金(特定補助金等)を活用し、社外に開発を委託することにした。現在は約1年の開発期間を終え、事業化に向けた調整を進めているところだ。

野島晋二社長

野島晋二社長

創業間もない頃は、初めての会社経営ということもあり、さまざまな課題に直面した。同社が受けたSBIR制度対象の補助金は、補助金だけでなく経営についてもアドバイスを得られた(※)。

「多様なモデルケースの紹介や会社の成長に合わせた人材集めなど、経営のイロハから指導していただいた。技術とアイデアを評価し、資金と経営ノウハウを支援して事業化のチャンスをくれたSBIR制度に感謝しています」(野島晋二社長)

※ 同社が受けたSBIR制度対象の補助金、中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化助成金は、独自の支援策としてコンサルティングを行っていました。しかし、他のSBIR制度対象の補助金については、中にはコンサルティングを行っているものもありますが、同様にコンサルティングを行っているわけではありません。なお、中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化助成金は現在、事業終了となっています。(J-Net21)

会社概要

会社名:株式会社トゥエンティ・フォー・ストリーム
代表取締役 野島晋二
住所:本社 東京都三鷹市上連雀4-13-2-103
吉祥寺オフィス 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-8-11 TWINZ吉祥寺ビル4F
電話:0422-26-1335
URL:http://www.24stream.co.jp