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第1回 海外企業の需要を肌で感じる [吉野電化工業]

2012年2月29日輸出

吉野電化工業が海外の展示会で紹介したゲルめっき

吉野電化工業(以降、吉野電化)は、主に建設機械向け部品の表面処理を手がける。埼玉県産業振興公社の情報提供で、2011年11月15日-18日にドイツ・ミュンヘンで開かれた国際電子部品製造機器専門見本市「プロダクトロニカ」に出展した。
吉野正洋取締役は「私どものような中間加工業者は川上、川下の企業が外に出てしまうと仕事にならない」と危機感を持っていた。海外ビジネスの展開に向けて、実際に目で見て、肌で感じて、海外企業が何を求めているのか情報収集し活かそうと出展を決めた。

研究開発型企業ネットワークで情報収集

埼玉県産業振興公社には、研究開発型企業で構成する「SAITAMAエクセレント・カンパニー」というネットワークがあり、吉野電化もそのメンバーに入っている。同公社のキーマンや大学教授が吉野電化を企業訪問する中で、海外ビジネスに意欲があることがわかった。3年間近くさまざまな情報交換を繰り返した。そしてプロダクトロニカが吉野電化に適した海外展示会だと判断し、満を持して出展したのだ。

機会を無駄にしない

展示ブースでは硬質クロムめっきやゲルめっきを紹介し自社の強みをピーアールした。「私も含め、社内に英語を話せる者がいない。多少不安はあったが、せっかくの機会を無駄にするわけにはいかない」(吉野取締役) 展示用の英文パネルや会社資料は知り合いの外国人に添削してもらったほか、公社でプレゼンテーションの手法を勉強した。会期中は自ら、各社のブースを積極的に回って売り込んだ。特にゲルめっきの材料を扱いたい企業も含め、欧州企業17社と商談した。

吉野取締役は「すぐに商売に結び付くとは思っていない。出会った企業のアフターフォローが重要だ。海外専任担当者も育てていかなければならない」と今後の課題に向き合っている。

企業データ
企業名 吉野電化工業株式会社
代表者 吉野寛治
所在地 埼玉県越谷市越ケ谷5-1-19
業種 製造業(表面処理)

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