

最適な施策を活用するためのアドバイスを受けることもできる。08年度に全国の商工会議所、商工会、金融機関に網の目のように張り巡らされた「地域連携拠点」では、約500人のコーディネーターが、中小企業者の抱える課題にきめ細かに対応してくれる。
07年度に施行となった企業立地促進法で、農林水産関連産業による地域の活性化を後押しするため、法改正に向けた整備を進めている。これまで法律の対象は航空機など先端産業を対象にしていたが、要件を緩和した。
具体的には(1)設備投資促進税制で食料品製造業など11業種の追加(食品料製造業、飲料・たばこ・飼料製造業、木材・木製品製造業、家具・装備品製造業、パルプ・紙・紙加工品製造業、プラスチック製品製造業、ゴム製品製造業、各種商品卸売業、飲食料品卸売業、木材・竹材卸売業、農業用機械器具卸売業、家具・建具卸売業)、(2)投資規模要件を機械装置は4,000万円、建物などは5,000万円へ引き下げ、(3)中小企業の立地に対する超低利融資制度の創設、(4)小規模企業の立地にかかわる設備資金の貸し付けの充実などを検討している。
東京都港区に4月25日にオープンした地域資源マーケティングショップ「Rin」には、約600種類の地域産品を活用した食品などが並ぶ。ここに農業者と中小企業車が連携して完成した商品を並べ、市場化調査をすることもできる。
「地域資源活用プログラム」とは別枠で経済産業省は、農商工連携地域中小企業応援ファンドとして500億円程度の出資枠を設けた。地域ファンドと同じスキーム。出資金を無利子で都道府県に貸し付け、財団法人などが運営する「スタート・アップ応援型」と、株式公開などを目指す企業の資金供給を支援する「チャレンジ企業応援型」の2タイプが用意されている。
すでに第1号案件として、岐阜県の「岐阜県農商工連携ファンド」、徳島県の「徳島県農商工連携ファンド」、高知県の「こうち農商工連携基金」(いずれも仮称)が内定された。新たな事業の「種」の発掘を支援するスタート・アップ応援型のファンドで、ファンド規模は、いずれも25億円(うち中小機構20億円)。
| 現行 | 普通保険 : 2億円以内 (組合は4億円以内) 無担保保険 : 8,000万円以内 特別小口保険 : 1,250万円以内 流動資産担保保険 : 2億円以内(組合は4億円以内) |
|---|---|
| 本法における特例 | 上記の現行補償限度に加え、以下の特別枠を創設 [特別枠] 普通保険 : 2億円以内(組合は4億円以内) 無担保保険 : 8,000万円以内 特別小口保険 : 1,250万円以内 流動資産担保保険 : 2億円以内 (組合は4億円以内) [保証限度額合計(現行の保証限度枠+特別枠)] 普通保険 : 4億円以内 (組合は8億円以内) 無担保保険 : 1,6億円以内 特別小口保険 : 2,500万円以内 流動資産担保保険 : 4億円以内 (組合は8億円以内) |
| 現行 | 普通保険 : 70% |
|---|---|
| 本法における特例 | 普通保険 : 80% |
| 現行 | 百分の三以内において政令で定めるもの |
|---|---|
| 本法における特例 | 百分の二以内において政令で定めるもの |
| 現行 | 貸付対象額の1/2以内 |
|---|---|
| 本法における特例 | 貸付対象額の2/3以内 |
| 現行 | 食品の流通の合理化・高度化を図るために必要な資金について、食品流通構造改善促進機構による債務保証 |
|---|---|
| 本法における特例 | 上の事業とは別に、農林漁業者と食品の製造等を行う中小企業者が連携した取組に必要な資金について、同機構による債務保証 |
| 現行 | 農業者、林業者、木材産業事業者、沿岸漁業者、および、これらの組織する団体 |
|---|---|
| 本法における特例 | 農業者、林業者、木材産業事業者、沿岸漁業者、および、これらの組織する団体に加え、中小企業者(農業者等が実施する農業改良措置 等を支援する取組(農業経営に必要な施設の整備等)) |
| 現行 | 10年以内/3年以内 |
|---|---|
| 本法における特例 | 12年以内/5年以内 |
| 現行 | なし |
|---|---|
| 本法における特例 | 機械等の取得―特別償却(30%)、税額控除(7%) |


農商工等連携促進法は、今夏にも施行となる見通し。08年度の予算では農水省と経産省がそれぞれ100億円程度、合計200億円の費用を捻出し、支援に当たる姿勢だ。それでは、法施行後にはどんな支援を受けられるようになるのか。
