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| 中小企業者 | 田村薬品工業株式会社 |
|---|---|
| 農林漁業者 | 奈良県農業協同組合 |
ボツワナのカラハリ砂漠に自生する野生スイカ
遠くボツワナから来たスイカが奈良を活性化−。そのスイカとは、アフリカ南部に位置するボツワナ共和国内のカラハリ砂漠を原産地とする、カラハリスイカだ。容赦なく照りつける太陽、水平線まで続く砂漠、オアシスなんてまったく見当たらない。そんな過酷な環境に自生するこのたくましいスイカは原生種と言われ、太古から現地に住む人ののどを潤してきた。カラハリスイカの生命力の秘訣は、大気中の水蒸気を吸い上げて貴重な水分を保持する成分を分泌すること。その成分がシトルリンで、ゴーヤなどのウリ科植物に含まれることがこれまでに分かっている。
その効用に着目したのが、遺伝子工学に力を入れる奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)発のベンチャー企業、植物ハイテック研究所(奈良県生駒市)。奈良県総合農業センターなども協力し、抗酸化作用があるシトルリンが多く含まれているのを発見。ボツワナ共和国の農務省と奈良先端科学技術大学院大学が契約を交わしてさらに研究を重ね、日本国内での量産化に成功した。鳥取砂丘と奈良県内の吉野で栽培している。栽培したスイカを清涼飲料水に加工するのが、医薬品や清涼飲料水のOEM(相手先ブランド)製造を手がける田村薬品工業(大阪市中央区)。
同社の工場が奈良県内で操業していることから、カラハリスイカ事業に携わることとなった。奈良の大和野菜は京都の京野菜と並び称されるほどの野菜ブランドだ。その名前の復活をかけるプロジェクトが始まった。
その効用に着目したのが、遺伝子工学に力を入れる奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)発のベンチャー企業、植物ハイテック研究所(奈良県生駒市)。奈良県総合農業センターなども協力し、抗酸化作用があるシトルリンが多く含まれているのを発見。ボツワナ共和国の農務省と奈良先端科学技術大学院大学が契約を交わしてさらに研究を重ね、日本国内での量産化に成功した。鳥取砂丘と奈良県内の吉野で栽培している。栽培したスイカを清涼飲料水に加工するのが、医薬品や清涼飲料水のOEM(相手先ブランド)製造を手がける田村薬品工業(大阪市中央区)。
同社の工場が奈良県内で操業していることから、カラハリスイカ事業に携わることとなった。奈良の大和野菜は京都の京野菜と並び称されるほどの野菜ブランドだ。その名前の復活をかけるプロジェクトが始まった。
カラハリスイカの果汁を健康食品や飲料に活用、オンリーワン商材になると意気込むのは田村薬品工業の森本明夫企画室室長だ。スイカに対する思い入れは個人的にも強い。台湾産のスイカが大好きで、空港に持ち込んだ際に没収されてしまった。「そこで怒られれば、その場で思いっきりスイカを食べてしまおうと思った」と冗談を飛ばすほどである。
同社ではカラハリスイカ果汁ゼリー「モンテ・レハーブ」を2006年に発売。飲用した消費者から「肌質が変わった」「アトピーが良くなった」などの反響が寄せられた。09年春には美容飲料「サプリックモイスチャーホワイト」を発売予定。カラハリスイカの抗酸化作用は美容分野に向くとの判断からだ。カラハリスイカ果汁のほか、フィッシュコラーゲンペプチド、サケ白子抽出物、ヒアルロン酸などを配合。美に関心をもつ女性なら“ビビっと”アンテナが向いてしまいそうな処方だ。
08年10月に東京・有明の東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた食品開発展に出品。「来場者が2ケース、3ケースと持ち帰ってしまった」と、反響の大きさに驚いた。美容飲料だけではない。世のオジサンたちに向けて、飲酒前に飲むと胃がもたれない「カラハリウコン」も市場投入する予定で、ウコンとの相乗効果に期待を膨らませる。
サプリックモイスチャーホワイトは国内数社と商談が進み、OEMのめども立ってきた。新製品の開発も終盤を迎えてきた。ただ、1つ課題がある。素材の安定供給ができてこそ、一般消費者のもとに製品が行き渡る。奈良の遊休地を活用した連携プレーは今後も続く。
田村薬品工業の森本明夫企画室室長。手前が今春発売予定の美容飲料「サプリックモイスチャーホワイト」
奈良県の遊休地対策としてカラハリスイカの栽培は有効で、1次産物を扱うことで奈良を元気にしたいと考えている。当社から発売する「サプリックモイスチャーホワイト」は、カラハリスイカの果汁をふんだんに使用した。抗酸化作用が強いシトルリンで、美肌効果はバッチリ。カラハリスイカ果汁を使った商品「カラハリウコン」の開発も進み、商品化まであと一歩のところだ。カラハリスイカとウコンの強力タッグに期待している。天然の産物であるがゆえに出来高が毎年変動することが気がかりだが、カラハリスイカは奈良にとっても、当社にとってもオンリーワン商材になるだろう。
会社名:田村薬品工業株式会社
住所:大阪市中央区道修町2-1-10
電話:06-6203-4861
URL:http://www.tamura-p.co.jp/