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ビジネスプランとは

中小企業基盤整備機構 関東支部
チーフアドバイザー 久田貴昭

ビジネスプランという言葉は、起業を目指す方及びステップアップを目指す企業においては一般的な言葉として用いられるようになってきました。
 このビジネスプランは、将来の事業構想を企業戦略、資金調達等の命題を折込み、論理的に体系化し、企業の現況と展望を分かり易く作り上げたものです。
 ですから、ありのままの現状を正直に分析し、将来像も確実に実現できるものとするようにします。高い理想も大いに結構ですが、裏付けのないものであっては困ります。
 これを作り上げていく過程で、企業の長所・短所、人的資源は足りているか否か、どのように企業を成長させていくか等が見えてくるともいえます。
 ビジネスプランの必要性とは言い換えれば企業内容の把握であり、支援を依頼する外部機関(銀行、証券、VC等)に如何に企業の成長性や成功の可能性を理解してもらうかにほかなりません。 この実例といえますが、中小企業基盤整備機構が支援するベンチャーフェアーやビジネスプラン発表会においても、さまざまな企業の方がビジネスプランを発表されています。
 それでは、ビジネスプランの必要要素とは何でしょうか。
 魚屋さんを開業していると考えてみてください。
 当然仕入れは魚に関係するものです。肉類や雑貨等は仕入れる事は有りません。魚屋としての『目的』を明確に持ち店舗展開を図っていかなければなりません。競合店や、お店近辺の環境及び顧客層等の『事前調査』を行い、規模や人員等の『事前準備』を確実にしていかなくてはならないのです。
 その上で、チラシや口コミ等の『発表の場』を効率的に利用し、お店の信用力や集客力を向上させていかなくてはなりません。
 つまり、「どんな事業・サービズを行うのか」「事業の現況及び今後の展開は」「商品市場の中での顧客層をどのように設定するのか」「企業及び商品の長所短所の把握」「資金調達をどのように考えるか(資本政策)」等の様々の観点からビジネスプランを策定していく必要があります。
 そして、『目的』『事前調査』『事前準備』をビジネスプランの骨子に組込み、誰にでも分かり易く丁寧に作っていただきたいのです。
 企業の成長は内部要因(オーナーの資質、業務内容、企画力、営業力等)の他に外部要因(経済動向、関係機関(銀行や公的金融機関他)との折衝能力等)もありますから、一概に現実離れしたビジネスプランが実現不可能ということではありません。マザーズやジャスダック等に上場・公開している企業で『IPOはしたものの・・・』と言われる企業があるのを見ていただければ、それこそ運やその時の経済状況(ITバブルやバイオバブル)でビジネスプランが過大に評価され、とんとん拍子に成長を達成した企業があるという事も理解していただけると思います。
 「発表会」「資金調達」以外の目的でも、日常的な業務遂行の上でビジネスプランの作成の意義もあります。 事業計画の進捗状況の確認やブラッシュアップを行っていく上で、半期にあるいは1年に一度程度見直してビジネスプランの修正やビジョンの再確認を行うべきです。
 そのことが企業の活性化を招き、硬直化を防ぐ要因となるのですから。
 全体的に言えることは、企業の現況を真摯に把握し、長所だけでなく短所もきちんと理解し、熱意を持って企業経営に当る企業が成功を収めているといえます。
 上手く書こうではなく、目的意識をしっかりもってビジネスプランの作成に取組んで見て下さい。
(関連リンク)
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