| ● | 飲食店に限らず、開業時に店の存在をお客様にアピールしなければ、いくらレベルの高い店でも繁盛店となるには相当の時間を要する。 そこで重要となるのが、店の存在をアピールするPR活動である。 |
1.開業時の宣伝方法
1)店頭ポスターの作成
【宣伝方法】
●店頭に張り出す
店舗が完成する前から張り出し、従業員募集も一緒に行なう。大きめのサイズのポスターを張り出すと良い。
●駅に張り出す
掲示料金は張る場所や大きさ、期間によって異なるが、大体、B2サイズで1万5千円〜数万円、期間は1週間程度が目安となる。
【コスト】1枚(A0サイズ)6000円〜
2)懸垂れ幕の設置
【宣伝方法】
●店頭で目立つように懸ける
5m・10m・20m・50m先からの視認性(大きさや見える角度など)に注意をはらうことにより、より効果的な懸垂れ幕となる。
【コスト】1万円〜
3)開店花輪の設置
【宣伝方法】
●店頭に飾る
自分で出す場合は典礼社などと予算、設置と撤去の日などを相談する。据え付けは、人通りや設置上の安全性などに注意が必要。
【コスト】1万円〜(1つ当たりの値段)
4)名刺の配布
【宣伝方法】
●無差別に配る
名刺は店に来たお客様に渡す。効果は高くないのでとにかく数をこなす。
【コスト】2万円〜(100枚2000〜5000円程度)
5)割引券の配布
【宣伝方法】
●チラシと一緒に渡す
チラシとのミックスで、販促効果が高くなる。ミシン目をつけ、チラシの下に組み込むことも可能。配布場所ごとにマーカーで色分けしておくと、販促の効果が比較できる。
●来店したお客様に渡す
リピートを促すために使う。収益バランスを崩さない範囲内で、できる限り値段の魅力を訴えることが必要。
●スタンプカードを使う
利用金額や回数に応じてカードにスタンプを押し、一定の数がたまったら商品などと引き換える。
●ボード広告を使用する
街角に名刺サイズのカードを多く並べたボードを設置し、道行く人にカードを自由に取ってもらう広告方法がある。そこに割引券を兼ねたカード広告を出す。
【コスト】5万円〜(1万枚の場合)
6)ティッシュの配布
【宣伝方法】
●最寄り駅前等での手渡し
駅前以外の狙い目は、人通りの多い交差点での信号待ちの人。店頭なら人の流れに沿って、店頭を通り過ぎる前に配る。
【コスト】おおよそ7万5千円〜(1個15円程度、5000個の場合)
7)チラシの配布
【宣伝方法】
●新聞折り込みで配布する
商圏全体に宣伝可能。近隣の新聞販売店にサンプルを持参し、折り込み日、配布範囲、予算などを交渉する。
●最寄り駅前等での手渡し
ティッシュの配布と同様。
●団地へのポスティング
配布先が密集しているため効率が良くなる。団地の場合、1階の上がり口のポストに入れるか、戸別に配るかによってコストが異なってくる。
●置きビラを頼む
近所の知り合いの店などに置かせてもらう。
【コスト】5万円〜(1万枚)
2.タイプ別宣伝方法
| ● | 宣伝方法は、予算と効果を考えて自店に適したものを選択する必要がある。 ここでは宣伝方法を「堅実タイプ」「標準タイプ」「積極タイプ」に分け、それぞれに適した宣伝の組み合わせ例を紹介する。 |
1)堅実タイプ
店周辺へ重点を置くタイプ。外へ出るのは、ティッシュ広告のみで、できるだけ近隣の団地などに集中的に配布する。
| 【材料】 | |
| 店頭ポスター(6500円×2枚) | 1万3000円 |
| 花輪(1万円×3本) | 3万円 |
| のぼり(6500円×3本) | 1万9500円 |
| ティッシュ広告(15円×5千個) | 7万5000円 |
| 割引飲食券(5円×1万枚) | 5万円 |
| 【その他】 | |
| 店名のロゴ・レタリングなど | 10万円 |
| ポスティング費用 | 3万円 |
| 合計 | 31万7500円 |
2)標準タイプ
「1.堅実タイプ」に、商圏を意識した新聞折り込みを加える。これで店の認知度は随分と高まる。
| 【材料】 | |
| 堅実タイプに同じ | 18万7500円 |
| カラーチラシ印刷(20円×1万枚) | 20万円 |
| 【その他】 | |
| 堅実タイプに同じ | 13万円 |
| 合計 | 51万7500円 |
3)積極タイプ
都心や郊外の大型店で、早くからお客様をつかむ方法。あらゆる方法で、宣伝を繰り返す。
| 【材料】 | |
| 標準タイプに同じ | 38万7500円 |
| 懸垂れ幕 | 1万円 |
| マッチ(10円×5千個) | 5万円 |
| 【その他】 | |
| 堅実タイプに同じ | 13万円 |
| 合計 | 57万7500円 |
最終内容確認日2007年12月

