●フランチャイズ・チェーン店の普及により、焼肉店の店舗数は拡大し、現在は、小さな子供からお年寄りまで幅広く利用されるに至っている。とくに若い年代での利用率や利用意向は高い水準を保っている。以下では、焼肉店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で66%、男性68%、女性64%であり、比較的高い水準となっている(表1、図1)。
最も利用率が高いのは30代女性、40代男性、50代男性(ともに72%)であり、次いで20代男性(69%)、20代女性(68%)の利用率が高い。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用頻度に関しては、利用経験者全体で、「年に1回以下」と「2〜3カ月に1回」(ともに27%)が最も多く、次いで「半年に1回(24%)」「月に1回(14%)」が多い(図2)。
年代・性別にみると、20代男女・50代男性などの利用頻度が比較的高いといえる。また、20代男性利用経験者の中には、「週に1回」以上利用するヘビーユーザーも9%程度存在している。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回(1人)あたり利用金額のボリュームゾーンは、2,000〜3,000円未満の範囲と考えられる(図3)。この範囲内に全体の29%が収まっている。また、「2,500円〜3,000円未満」がグラフの50%の水準に位置しているため、「2,500円〜3,000円未満」が1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)だと考えられる。
年代・性別では、1回あたり利用金額は、おおむね女性よりも男性の方が多く、男女ともに30代が利用単価のピークとなっている。とくに30代男性では、利用経験者の半数以上(53%)が1回に3,000円以上を使っている。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で66%、男性67%、女性66%であり、比較的高い水準にあるといえる(表2、図4)。とくに30代女性(77%)、50代男性(73%)の利用意向が高い。
焼肉店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は60代女性を除く全ての年代・性別で80%を超えており極めて高い水準にあるといえる。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は、既に高い利用率を背景に全体的に小さいが、30代・40代女性などにはまだ存在していると考えられる(図5)。
焼肉店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、ほぼ均等に幅広い年代と性別に分布していると考えられる。
30代・40代女性を中心とした幅広い年代層の新たな関心をいかに喚起し、様々な年代・客層に向けた販促施策の実施などで、実際の来店に結びつけていくかが、今後の成功の鍵といえるだろう。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2011年1月








