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消費者利用動向

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食材宅配サービス

●夫婦共働き世帯の増加、外出機会の少ない高齢者世帯の増加などから、食材宅配サービスへの期待は大きく、幅広い年代・性別で同サービスへの潜在需要が存在していると考えられる。以下では、食材宅配サービスについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で15%、男性13%、女性18%となっており、女性の方が利用率は高い(表1、図1)
 最も利用率が高いのは30代女性(22%)であり、ほか、60代・40代・20代などの女性で利用率が高い。

表1 現在の利用状況
  表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)


図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況
   

 利用頻度に関しては、「年に1回以下(31%)」と「週に1回(26%)」という意見が多く、これらだけで利用経験者全体の57%を占めている(図2)
 年代・性別にみると、利用経験者のうち「週に1回」以上利用する人の割合は、30代女性(56%)、20代女性(47%)、60代男性(43%)、60代女性(42%)などの順に多い。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
  図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額は、利用経験者全体で、2,000円未満の利用者(48%)と2,000円以上の利用者(52%)とで約半分に分かれる(図3)。この境である2,000円あたりの金額が1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)だといえる。
 年代・性別では、50代女性で1回あたり利用金額が比較的多いといえる。50代女性では利用経験者の62%が1回に2,000円以上を使い、40%が1回に3,000円以上を使い、24%が1回に5,000円以上を使っている。


図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
  図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で20%、男性17%、女性23%であり、女性の方が利用意向は高い(表2、図4)
 食材宅配サービスの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で52%、男性47%、女性58%に達している。また、男女ともに30代を中心に利用意向が高い。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)


図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は、20代・30代そして60代の男女などに存在していると考えられる(図5)
 食材宅配サービスの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男性よりも女性、そしておおむね若い年代であるほど、多く存在しているといえる。

 20代・30代そして60代などを中心に幅広い層の関心をいかに喚起し、実際の利用に結びつけていくかが、今後の成功の鍵といえるだろう。また、図1で、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べると高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえるので、季節感ある食材の案内や調理方法の紹介など、既存顧客のリピート率向上のための努力も必要だといえる。


図5 潜在需要
  図5 潜在需要

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2010年8月3日〜8月23日、11月19日〜24日
2) 調査対象: WizBiz株式会社 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代〜60代男女(有効回答数:1249人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2011年1月


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