●今では、フランチャイズ・チェーン店も多く、日常的に広く認知されている定食店は20代・30代男女を中心に高い利用率を誇っている。さらに、性別を問わず幅広い年代層に潤沢な潜在需要も存在していると考えられる。以下では、定食店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で52%、男性56%、女性47%であり、男性の方が利用率は高い(表1、図1)。
年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは30代・40代男性(62%)であり、次いで、20代男性(58%)、30代女性(55%)、20代女性(54%)の順となっている。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用頻度に関しては、利用経験者全体の59%が「2〜3カ月に1回」以上利用し、39%が「月に1回」以上利用している(図2)。また、「週に1回」以上利用するヘビーユーザーも利用経験者全体の13%程度存在している。
年代・性別にみると、いずれの年代においても男性の方が女性よりも利用頻度が高いといえる。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回あたり利用金額は、全体で「700〜800円未満」(22%)の範囲が最も多く、次いで「500〜600円未満」「600〜700円未満」(いずれも18%)の範囲が多い(図3)。
年代・性別では、おおむね50代男性と60代女性で大きいといえる。利用経験者のうち1回に1,000円以上を使う人の割合は、50代男性で17%、60代女性で19%となっている。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で60%、男性62%、女性58%であり、男女ともに利用意向は高いといえる(表2、図4)。とくに男性では20代を中心に、女性では30代を中心に、利用意向が高い。
定食店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は極めて高く、全体で88%、男性では90%に達している。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は、ほぼ全ての年代・性別に広く分布していると考えられる(図5)。とくに30代女性には大きな潜在需要があると考えられる。
定食店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男性では50代を中心に、女性では20代〜40代を中心に、比較的多く存在しているといえる。
現在の20代・30代の高い利用率を維持しつつ、50代男性や20代〜40代女性などのさらなる関心をいかに喚起し、実際の来店に結びつけていくかが、今後の成功の鍵といえるだろう。また、図1で、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べると高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえるので、日替わりメニューの導入や新メニューの投下など、既存顧客のリピート率向上に努めることも重要だといえる。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2011年1月








