●従来型の喫茶店は、セルフサービス型のコーヒーショップ等に顧客を奪われつつあるが、未だ女性を中心に根強い人気を保っている。以下では、喫茶店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で68%、男性66%、女性70%となっており、女性の方が男性よりも利用率が高い(表1、図1)。年代・性別に見て利用率が高いのは20代女性(77%)と60代女性(76%)であり、逆に利用率が低いのは20代男性(61%)と30代男性(63%)となっている。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
図1 現在の利用状況![]() |
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利用頻度は、30代以上では概ね男性の方が女性よりも高い(図2)。利用頻度が比較的高いのは、30代男性であり、30代男性利用経験者の51%が月に1回以上利用し、25%が週に1回以上利用している。なお、週に1回以上利用するユーザーは、30代男性利用経験者の25%、40代男性利用経験者の19%、50代男性利用経験者の20%、60代男性利用経験者の19%となっている。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で400〜600円未満の範囲であると考えられる(図3)。利用経験者全体の40%が1回に400〜600円未満の範囲内で利用し、60%が1回に300〜700円未満の範囲内で利用していることになる。
また、女性の方が男性よりも1回あたり利用金額が高い。1回あたり利用金額が比較的高いのは30代女性であり、彼女らの利用経験者の55%が1回に600円以上を使い、41%が1回に700円以上を使っている。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全ての年代で女性の方が男性よりも高く、全年代の女性で50%を超えている(表2、図4)。
喫茶店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は極めて高く、全ての年代・性別で80%を超えている。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は、既に高い利用率を背景に、全ての年代・性別でマイナスとなっている(図5)。
喫茶店の利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、全ての年代・性別でプラスとなっており、50代男性と60代女性以外で、未だ大きな潜在需要が存在すると考えられる。
現在の高い利用率を維持しつつ、喫茶店の利用に中立的な人たちの関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2009年10月








