●ドラッグストアは、医薬品、化粧品、日用雑貨等を中心に扱う量販店である。量販店のメリットを活かした低価格で豊富な品揃えが支持され、幅広い層の高い利用率を誇っている。以下では、ドラッグストアについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で93%、男性89%、女性97%であり、男女ともに利用率は極めて高い(表1、図1)。
年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは40代女性(99%)であり、次いで、30代女性(98%)、50代女性(97%)などの順となっている。また、「よく利用している」の比率が高いのは、20代女性(69%)と30代女性(66%)である。
「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が利用率に比べて低いことから、リピート率も高いとも考えられる。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用頻度は、男性よりも女性、とくに若い年代の女性を中心に高いといえる(図2)。女性の利用経験者のうち、「月に2〜3回」以上利用するユーザーは、20〜30代で70%、40代で68%、50代で63%となっている。
また、女性の利用経験者のうち、「週に1回」以上利用するユーザーは、20代で39%、30代で36%、40代で31%である。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回あたり利用金額は、「1,000〜2,000円未満」がボリュームゾーンであると考えられる(図3)。この範囲内に利用経験者全体の44%が収まっている。
また、「1,200〜1,500円未満」がグラフの50%の水準に位置していることから、「1,200〜1,500円未満」が、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)であるといえる。
利用金額が比較的高いのは、女性と60代男性であると考えられる。利用経験者のうち、1回に2,000円以上を使うユーザーの割合は、60代女性で40%、30代・50代女性で39%、40代女性と60代男性で35%、20代女性で28%となっている。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で84%、男性77%、女性92%であり、とくに女性の利用意向が高い(表2、図4)。また、「ぜひ利用したい」の比率は、若い年代の女性を中心に高くなっている。
ドラッグストアの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全ての年代・性別で90%を超えており、極めて高いといえる。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、既に高い利用率を背景に、総じてマイナスとなっている(図5)。
ドラッグストアの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男性を中心にわずかに存在している程度である。
高い利用率を背景に、市場は飽和状態に近い状態にあると考えられる。今後は、ドラッグストアに無関心な男性の開拓を行うと同時に、利用率の高い既存顧客の囲い込みに注力することが重要だと考えられる。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2011年7月








