●ビジネスホテルに関しては、出張時のビジネスマンによる利用機会が多いが、それ以外にも、就職活動中の学生や単身旅行者による利用なども多く、利用者層・利用場面は幅広い。以下では、ビジネスホテルについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で37%、男性46%、女性28%となっており、男性の利用者が多い(表1、図1)。利用率が最も高いのは、30代・60代男性(49%)であり、次いで、40代男性(46%)、50代男性(45%)の利用率が高い。
また、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べて高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえる。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用頻度に関しては、全体で、「3年に1回未満(27%)」や「半年に1回(19%)」の利用者が多い(図2)。男性利用経験者では、おおむね若い年代であるほど利用頻度が高くなっている。例えば20代男性では、利用経験者のうち73%が年に1回以上利用し、54%が半年に1回以上利用し、11%が月に1回以上利用している。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回(1泊)あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で、5000〜7000円未満の範囲と考えられる(図3)。1回(1泊)あたりでは、利用経験者全体のうち47%が5000〜7000円未満で利用し、26%が7000〜10000円未満で利用し、15%が3000〜5000円未満で利用している。
また、1回(1泊)あたり利用金額は、おおむね年代が上がるほど高くなる傾向にある。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、40代を中心とした男性で高くなっている(表2、図4)。また、全ての年代にて男性の方が女性よりも積極的利用意向は高い。積極的利用意向が最も高いのは40代男性(61%)であり、次いで、50代男性(53%)、30代男性(50%)の順になっている。
ビジネスホテルの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、20代〜50代男性と30代女性で高く、いずれも80%を超えている。また、全ての年代において男性の方が女性よりも消極的利用意向は高い。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は60代男性を除く全ての年代・性別でプラスとなっている(図5)。ビジネスマンと呼ばれる男性の層だけでなく若い女性から年配の女性まで、潜在需要は幅広い範囲に存在していると考えられる。
ビジネスホテルの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20代・30代女性を中心として、幅広い範囲に分布していると言える。
現在の男性の高い利用率を維持しつつ、リピート率を向上させ、20代・30代女性をはじめとした幅広い層の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2009年12月








