●インターネットによる情報収集および書籍購入、コンビニエンスストアでの雑誌やコミックの購入など、書店の経営環境は大きく変化している。以下では、書店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で91%、男性が90%、女性が93%となっており、男女とも極めて高い(表1、図1)。年代・性別に利用率を見ると、20代〜50代では女性の方が高く、60代では男性の方が高い。
利用率が最も高いのは20代女性(95%)であり、次いで40代・50代女性(94%)、30代女性(93%)の利用率が高い。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
図1 現在の利用状況![]() |
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利用頻度は、全体で「2〜3カ月に1回」から「週に1回」までほぼ均等に分布している(図2)。
利用頻度が比較的高いのは、20代女性と30代・40代男女であり、たとえば20代女性では、利用経験者の51%が月に2〜3回以上利用し、27%が週に1回以上利用している。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で700〜1000円未満の範囲であると考えられる(図3)。利用経験者全体の25%が700〜1000円未満の範囲内で利用し、56%が500〜1200円未満の範囲内で利用している。
1回あたり利用金額が比較的高いのは、60代男性であり、60代男性利用経験者の68%が1回に1000円以上を使い、15%が1回に2000円以上を使い、8%が1回に3000円以上を使っている。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全ての年代で、女性の方が男性よりも高い(表2、図4)。とくに30代〜50代の女性の利用意向が高く、いずれも利用意向は80%以上に達している。
書店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は極めて高く、全ての年代・性別で利用意向は90%以上である。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は、高い利用率を背景に、全ての年代・性別でマイナスとなっている(図5)。
書店の利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、既に高い利用率を背景に、全ての年代・性別ともに小さい。
現在の高い利用率を維持しながら、利用者の利用機会・利用頻度そして客単価をいかに向上させていくかが、今後の成功の鍵だと言える。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2009年10月








