●利用者のあらゆるニーズに対応する便利屋サービスは、利用率は低いものの潜在需要は大きいと考えられる。以下では、便利屋サービスについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、男女ともに2%となっている(表1、図1)。利用率が比較的高いのは、60代女性(6%)であり、次いで、20代・60代男性(4%)の利用率が高い。
また、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べると高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえる。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用率が低いため、利用頻度の分布にはばらつきが見られるが、全体では、3年に1回未満(53%)の利用者が最も多い(図2)。次いで、1〜2年に1回(13%)、年に1回(10%)の利用者が多い。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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利用金額においても、利用頻度同様、分布にばらつきが見られるが、1回あたり利用金額は、全体で、「10万円以上(27%)」が多い(図3)。他は、「1〜3万円未満(15%)」、「7000〜10000円未満(13%)」、「3000〜5000円未満(11%)」での利用が比較的多い。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、30代以上の女性で高くなっている(表2、図4)。最も積極的利用意向が高いのは、50代女性(12%)であり、次いで60代女性(10%)、40代女性(9%)、30代女性(8%)の順に利用意向が高い。
便利屋サービスの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、男女とも30代をピークに高くなっている。とくに30代女性の消極的利用意向は52%と高い。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的潜在需要(積極的利用意向−利用率)は全ての年代・性別でプラスとなっており、とくに30代〜50代女性と40代男性で大きいと言える(図5)。また、全ての年代で、女性の方が男性よりも潜在需要が大きい。
便利屋サービスの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男女とも30代をピークに大きくなっていると言える。また、ここでも全ての年代で、女性の方が男性よりも潜在需要が大きい。
全体的にリピート率を向上させるとともに、30代〜50代女性と40代男性を中心とした幅広い層の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2009年12月








