●アロマセラピー(日本ではアロマテラピーとも呼ばれる)サロンは、現在の利用率は低いが、20〜40代の女性を中心に大きな潜在需要が存在していると考えられる。以下では、アロマセラピーサロンについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で4%、男性3%、女性5%であり、やや女性の利用率の方が高い(表1、図1)。
年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは20代女性(8%)であり、次いで、30代女性(6%)、50代女性(5%)、20代男性(5%)などの順になっている。
| 表1 現在の利用状況 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図1 現在の利用状況 | |
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利用頻度に関しては、20代女性で比較的高いといえる(図2)。20代女性の利用経験者のうち、「2〜3カ月に1回」以上利用するユーザーの比率は55%、「月に1回」以上利用するユーザーの比率は27%となっている。また、「月に2〜3回」以上利用するユーザーも20代女性の利用経験者の中には9%程度存在している。
| 図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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1回あたり利用金額に関しては、バラツキがあるが、全体で見た場合、「1,000〜3,000円未満」がボリュームゾーンだと考えられる(図3)。利用経験者全体のうち、62%が「1,000〜3,000円未満」の範囲内で利用している。
また、「2,500〜3,000円未満」の区分がグラフの50%の水準にさしかかっていることから、「2,500〜3,000円未満」が、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)であると推察できる。
| 図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く) | |
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2. 今後の利用意向
今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で14%、男性7%、女性21%であり、女性の利用意向の方が高い(表2、図4)。また、積極的利用意向は、男女共に若い年代であるほど高くなっている。
アロマセラピーサロンの利用に否定的な意向を持たない人の分布(消極的利用意向を持つ人の分布)は、20〜40代女性を中心に幅広い層に広がっている。消極的利用意向もまた、男女共に若い年代であるほど高い。
| 表2 今後の利用意向 | |
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(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
| 図4 今後の利用意向 | |
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積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、20〜40代女性を中心に幅広い年代・性別に分布していると考えられる(図5)。
アロマセラピーサロンの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20〜50代女性や20〜30代男性などに比較的多く存在していると考えられる。
今後は、20〜40代を中心とした女性や、20〜30代を中心とした男性の関心をいかに喚起し、さらなる来店利用に結びつけていくかが、成功の鍵といえるだろう。若い女性に関しては、利用率と潜在需要の分布が重なっているため、友人や知り合いを通じて紹介を得る施策は、潜在需要の掘り起こしに有効だと考えられる。
また、サービスや技能の向上や顧客満足度向上に向けた施策の実施など、利用顧客のリピート率向上に努めることも重要だといえる。
| 図5 潜在需要 | |
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最終内容確認日2011年8月








