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闘いつづける経営者たち


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03.IT活用し健康管理・指導

女性・高齢者へもアピール

健康応援ネット「からだカルテ」

健康応援ネット「からだカルテ」

「健康をはかる」を掲げるタニタは、自社の歩数計や体組成計、血圧計などの計測データをITを使って一元管理、活用する取り組みを進めている。それが2007年に開始した有料会員サービス「からだカルテ」だ。同社の計測機器で測ったデータを通信端末経由で同社のデータベースに送信。データはグラフ化され、パソコンや携帯電話から確認できる。通信端末はUSBメモリタイプのリレーキー方式とレシーバー方式がある。6月には低価格のレシーバーを発売するなど、女性、高齢者向けへのアピールにも力を入れる。

からだカルテでは「楽しく、正しく、簡単にできることが大事」(坂井康展タニタヘルスリンク社長)という考えのもと、女性の健康やジョギング、食生活に関する携帯サイトと提携。利用者が楽しみながら健康管理できるようにしている。現在の提携社数は数社で、今後も増やしていく考えだ。
 このほか、有料で個別カウンセリングも受けられる。管理栄養士などの社内スタッフ7人が、計測データをもとに個別に健康指導してくれる。
 同社では体重計などハードの販売とITサービスの提供、専門家による健康指導の三つを相手の要望に応じて組み合わせ、提供する。「顧客によって訴求するものは大きく変わる」(同)という。今後は次の収益源として期待できる高齢者向けにも力を入れていく。

さまざまな計測データを活用

さらに、地域住民や企業の社員向けの健康管理サービスにも着手。NTTグループと提携し、遠隔疾病管理システムの実証実験を進めている。住民が公共施設に設置した計測機器で測ったデータを、通信端末経由でNTTのフレッツフォンに転送。計測データを蓄積し、住民の健康管理に役立てる仕組みだ。既に東北地方の自治体で実証実験を進めており、7月には宮城県栗原市に納入した。

また、一般企業向けにも総合的な健康管理サービスを提案する。社員にそれぞれ歩数計を持たせ、社員食堂などに血圧計や体組成計などを一体化した機器を置くことで、社員らに定期的に計測してもらうものだ。実際の使用時は個人認証キーとなる歩数計を一体化した機器に差し込むことでデータが記録される仕組みだ。特定健康診査・特定保健指導が08年に始まり、一般企業でも社員の健康管理への関心が高まっている。タニタではこうした需要を取り込んでいく。

計測機器の通信方式もブルートゥースやフェリカ、無線通信などに対応した機種をそろえる。今年5月にはSDカードに記録する体組成計を発売。計測データをパソコンに取り込み、グラフ化することができるなど、さまざまな計測データの活用方法を提案する。

谷田 千里 プロフィール

1972年6月6日生まれ。97年佐賀大学理工学部卒業。97年(株)ニュートン入社、98年(株)船井総合研究所入社、01年(株)タニタ入社、05年タニタアメリカINC取締役、07年(株)タニタ取締役。

企業データ

株式会社タニタ

〒174-8630
東京都板橋区前野町1-14-2
事業概要:家庭用・業務用計量器(体組成計、体内脂肪計、脂肪計付きヘルスメーター、ヘルスメーター、クッキングスケール、活動量計、歩数計、タイマー、尿糖計、塩分計、血圧計、脈拍計、デジタルカロリースケール、体温計、温湿度計)などの製造・販売
創業:1923年3月
設立:1944年1月
資本金:5,100万円
事業所:東京営業所、大阪営業所、名古屋営業所、福岡営業所、北日本営業所(秋田県)
社員数:1,200人(グループ)


掲載日:2010年9月13日


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