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闘いつづける経営者たち


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04.顧客に喜びを与える姿勢貫く

心地よい「光」の提案

夜間のガーデンライティング。照明により昼間とは違う表情を見せる庭を提案する。2010年2月に施工店や造園業者を対象とした「エクステリア&ライティング」マイスター制度を始めるなど、庭照明のプロ育成に力を注ぐ。

夜間のガーデンライティング。照明により昼間とは違う表情を見せる庭を提案する。2010年2月に施工店や造園業者を対象とした「エクステリア&ライティング」マイスター制度を始めるなど、庭照明のプロ育成に力を注ぐ。

近年、タカショーは庭の「光」に着目し、事業領域を広げている。2004年11月に発光ダイオード(LED)看板やガーデニングにおける照明開発を手がけるタカショーデジテックを設立。10年2月には、造園業者などを対象に「エクステリア&ガーデンライティング」マイスター制度を始めた。エクステリアや庭の設計における光の必要性や、照明のテクニック、電気の基礎知識などの研修をする。すでに1800人が受講した。

ライティングに注力する背景には、ガーデニングの「季節性」を埋めたいとの狙いがある。雪の深い地域などでは冬場に凝ったガーデニングを楽しむのは難しい。光によって庭のさまざまな表情を提案できるライティングへの資源集中は、経営戦略として必要と高岡は見る。

06年には自然現象などに見られる不規則な動きの1/fゆらぎをLED照明に取り入れ、ろうそくの炎のように不規則に揺らめくライトを開発。和歌山大学との産学共同研究で、「1/f庭ゆらぎ」が人にとって心地よいと感じる光であるとの結果を得た。「ガーデンライティングは、ヨーロッパでは普及しているが日本ではまだまだ。今後も時間の経過を忘れられるゆらぎを生みだしていきたい」と意欲をみなぎらせる。

「庭」という作品で喜びを

タカショーは今年30周年を迎える。「経営に必要なのは『人』『モノ』『金』。しかしモノに頼っていてはダメだ。金を稼ぐこともそれ自体は難しくない。大切なのはいかに再投資するかだ」と社長の高岡伸夫は熱を込めて話す。次のビジネスにつなげるためプロユース13種類、ホームユース2種類の15種類、年間25万部のカタログをリリースし、人材にも積極的に投資していると自負する

「"庭"という作品をつくることで、顧客に快適な空間や喜びを与えるのが当社の仕事」と高岡は言う。社員にも「『仕事だからやらなければいけない』ではなく、人を喜ばせたいとの思いを持て」とハッパを掛ける。

歌手の道はあきらめた高岡だが、今も地元のラジオでディスクジョッキーという形で音楽にかかわっている。「客に『いいね』と言ってもらえるような深い情緒性が求められるのは、ガーデニングも音楽も同じだよ」。音楽ではないものの、人を喜ばせることにまい進してきた男の自信があふれている。

高岡 伸夫 プロフィール

1953(昭和28)年3月3日、和歌山県生まれ。75年松本金物入社、77年高岡正一商店入社、80年タカショー設立、専務就任。89年社長。

企業データ

株式会社タカショー

〒642-0017
和歌山県海南市南赤坂20-1
事業概要:人工和風竹フェンスを主力とした庭園資材の企画・製造・販売
設立:1980年8月21日
資本金:5億7056万円
売上高:127億5600万円(2010年1月期)
従業者数:399人(うち正社員275人)(2010年5月現在)


掲載日:2010年10月12日


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