本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 起業する > 闘いつづける経営者たち

闘いつづける経営者たち


画像をクリックすると拡大表示します

01.システム化で成長

IT化に着手

シスメックスは2007年に、機器と試薬・サービスを含む血球計数検査分野で世界トップの座に立った。血液の固まり具合を調べる血液凝固検査分野も含め、現在もトップを維持する。輸出先は160カ国以上に達する。

東亞特殊電機(現TOA)の医用機器販売部門としてスタートした同社は、1963年に国内初の血球計数装置を実用化して発売。67年からは正確な検査結果の提供のために機器とセットで販売する検査用試薬の自社製造も始めた。また79年には、世界のトップを切り、検体を自動供給する「オートサンプラー」を搭載した血球計数装置を発売した。

68年に東亞特殊電機から独立し東亞医用電子として創業した同社に、家次が入社したのは86年。義父である創業者の急死を受け、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)から同社に転じた。最初は管理部門を担当。当時の技術革新の流れからIT化の重要性を感じ、事務関連業務のコンピューター化や業務システムの構築などに取り組んだ。

90年には、項目ごとに分かれている機器をつないで検査工程をすべて自動化したシステム製品を開発。検査の自動化は、人手をかけずに安全に工程を進められることから、安全性や生産性、合理化の向上につながる。「機器というよりも、コンセプトを売る」(家次)方針で、検査室のオートメーション化の先駆けとなった。

独自のビジネスモデルを構築

シスメックスの国内でのサービス・サポート拠点となるカスタマーセンター

シスメックスの国内でのサービス・サポート拠点となるカスタマーセンター

一方で正確な検査データの提供にはサポートが重要だと考えた同社は、独自のネットワークを通じたサービス「SNCS」(シスメックス・ネットワーク・コミュニケーション・システムズ)を生み出し、異常を早期に発見することで装置の停止時間を短縮する体制を整備した。

また、02年には試薬メーカーの国際試薬(現シスメックス国際試薬)を子会社化して診断薬部門を補強し、製品の品ぞろえや開発体制を強化した。試薬は検査のたびに使われる消耗品。顧客の機器購入後も試薬販売で継続して収益を上げることが可能なビジネスモデルを確立し、好業績につなげている。

家次 恒 プロフィール

73年(昭48)京大経卒、同年三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。86年東亞医用電子(現シスメックス)入社、取締役。90年常務、96年専務を経て社長。現在、神戸商工会議所の副会頭も務める。熱烈な阪神タイガースファン。

企業データ

シスメックス株式会社 SYSMEX CORPORATION

〒651-0073
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
事業概要:臨床検査機器、検査用試薬ならびに関連ソフトウェアなどの開発・製造・販売・輸出入
設立:昭和43年(1968年)2月20日
資本金:88億2,400万円(2010年3月31日現在)
上場取引所:東京証券取引所 市場第1部、大阪証券取引所 市場第1部
従業者数:2,025名(2010年5月31日現在。嘱託・パートタイマーなどを含む)


掲載日:2010年10月28日


このページの先頭へ