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闘いつづける経営者たち


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01.M&Aで海外事業拡大

「トップ5入りは引き続き目指す」。山下徹社長は5月の11年3月期決算会見で現在の中期経営計画を見直すことを表明したものの、世界のITサービス企業トップ5入りの目標がぶれることはなかった。そこには世界を舞台にした事業展開で成長を目指す決意がにじむ。

転換点

最近10年の業績

最近10年の業績

山下社長は07年に社長に就任したが、08年のリーマンショック以降、厳しい経営環境が続き、“いばらの道”を歩んでいる。企業のIT投資抑制の影響を受け、主力の公共分野のSIも従来のような大型案件が見込めない。このため国内事業の売上高が10年3月期から2期連続で減少している。

売上高1兆円突破を達成した浜口友一前社長(現相談役)から経営を引き継いで4年。山下社長は実績として何を残すのか。NTTデータの成長戦略が転換点を迎えている今、山下社長に求められる結果は海外事業の拡大だ。

20社以上を買収

6月に買収したイタリアのバリューチーム

6月に買収したイタリアのバリューチーム

NTTデータは05年に米リビアを買収したのを皮切りに、海外でSI企業のM&Aを本格化している。07年にインドのバーテックスソフトウェア、08年に独アイテリジェンスや独サークエントなどを次々と傘下に収めた。10年には米キーンを過去最高の買収額となる約1160億円で子会社化した。05年から海外で20社以上を買収し、富士通やNECを上回る勢いで海外事業を拡大している。

山下社長は「先進国のIT需要に応えることに加え、インドやブラジルなど新興国の国内ITサービス市場を開拓することが必要」と今後の戦略を説明する。この言葉を具体化するように、6月にはブラジルに拠点を持つイタリアのバリューチームを買収し、南米地域に進出する足がかりを築いた。NTTデータは多くのM&Aを通じて海外拠点を急拡大し、現在では34カ国に進出している。

世界のITサービス企業トップ5入りを掲げてから2年。海外の事業体制を固めつつあるが、ITの巨人たちの背中は遠い。山下社長も「山登りでいえば34合目あたりで、今後も意味のある拠点の拡充が重要」と自社のグローバル化に向けて道半ばであることを認める。M&Aで海外事業のさらなる拡大を狙う。

山下 徹 プロフィール

生年月日1947年10月9日、神奈川県出身。71年3月東京工業大学工学部卒業。71年4月日本電信電話公社(現NTT)入社、96年7月NTTデータ通信(現NTTデータ)産業システム事業本部第一産業システム事業部長。99年6月取締役、03年6月常務取締役、05年6月代表取締役副社長執行役員、07年6月代表取締役社長。

企業データ

株式会社NTTデータ

東京都江東区豊洲3-3-3
03-5546-8202
事業概要:システム構築事業
設立:1988年(昭和63年)5月23日
資本金:1425億2000万円
売上高:1兆1619億円(2011年3月期)


掲載日:2011年12月26日


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