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闘いつづける経営者たち


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02.ロイヤルブルーティージャパン、起業す

創業前にはお茶教室に通いさまざまな知識の習得に専念した

創業前にはお茶教室に通いさまざまな知識の習得に専念した

藤沢市からの依頼で歩行者天国に設けた路上カフェは事業として厳しい結果に終わったが、藤沢市産業振興財団の起業家育成チームがこの事業に興味を示した。路上カフェとは別に、吉本さんは店舗では1500円の料金設定でお茶と料理を供し(茶葉・茶器の購入もあり平均客単価は5000円)、お茶の価値を体験的に認知してもらおうことに取り組んでいた。
 そんな吉本に同財団は「おもしろい取組みだからちゃんと事業化したほうがいい」と起業を勧めた。

それまでの吉本さんは事業化など夢にすら描いたことがなかったが、さっそく勧められるまま起業コンペの「湘南ビジネスコンペティション」に出かけてみた。そして、その場で起業家たちが自らの事業化計画を熱心にプレゼンテーションする様子をながめながら心の中で思った。
 「な~んだ、事業化なんてたいしたことないんだ。これなら私にだってできそうだわ」
 しかし、事業化といってもどうやればいいのか、具体的なことが皆目わからない。起業についての知識がまったくないのだから当たり前だ。
 そこでコンペの審査員である専修大学の鹿住倫世教授(経営学、当時は高千穂大准教授)にコンペ後直談判し、事業化への指導を受諾してもらい、鹿住教授の導きを経て2006 年5月に「ロイヤルブルーティージャパン株式会社」を創業した。

創業で最も苦労した資金調達

創業時には台湾の茶農家も訪問

創業時には台湾の茶農家も訪問

基本的な事業内容は、佐藤節男さんが営んでいた「茶聞香(ちゃもんこう)」の継承であり、新たな株式会社設立を機に佐藤さんは茶聞香の無期休業に踏み切り、ロイヤルブルーティージャパンの副社長(現在は会長)に就いた。

創業時、吉本社長が最も苦労したのは資金調達だった。事業計画以外はなにもなく、資金はゼロからのスタートだった。かながわサイエンスパーク(KSP)など公的機関から出資を仰いでなんとか資本金をつくったものの、民間のキャピタリストからはことごとくそっぽを向かれた。
 しかし、なんとか運転資金をかき集めなければならない。同年11月に「かながわビジネスオーディション2006」で受賞した奨励賞によって設備資金を得、それ以外の資金調達はキャピタリストを断念してすべて銀行融資に切り換えた。
 そして地元金融機関を始め複数行が融資に応じ、いよいよロイヤルブルーティージャパンの事業が始動したのだった。

吉本桂子 プロフィール(よしもと・けいこ)

1971年神奈川県藤沢市生まれ。共立女子大学家政学部生活美術学科卒業後、フリーのグラフィックデザイナーを経て2006年に高級茶を自社一貫開発・製造・販売する「ロイヤルブルーティージャパン株式会社」を佐藤節男氏と創業。非加熱除菌による独自の茶抽出法を確立して商品化。翌2007年に「ROYAL BLUE TEA」を正式に発売した。
2007年から3年連続でベルギー・モンドセレクション金賞を受賞。
2013年には日本政策投資銀行「第2回女性起業大賞」を受賞。

企業データ

ロイヤルブルーティージャパン株式会社

神奈川県藤沢市川名2-5-31
0466-29-9577
事業概要:高級茶飲料の開発・製造・販売、茶葉・茶器の開発・販売、茶宴事業、茶関連事業
資本金:5815万円
売上高:非公開


掲載日:2014年1月30日


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