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闘いつづける経営者たち


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01.お茶ってこんなに人を感動させることができる!

ワイングラスでお茶が愉しめる高級茶メーカー、ロイヤルブルーティージャパン。同社を起業した吉本桂子社長がお茶の魅力に取り憑かれたのは、同社の佐藤節男会長がかつて藤沢市に開いていたティースクール「茶聞香(ちゃもんこう)」との出会いからだった。

その後の人生を一変させる出来事

佐藤さんは2001年11月、個人事業として「湘南ストラテジー」を創業、有名ホテルの依頼を受けて手摘み高級青茶(ウーロン茶)のプロデュースを手がけるかたわら茶聞香を主宰していた。
 その頃フリーランスのグラフィックデザイナーだった吉本さんは、生来ほとんど酒を飲めないため、夜の宴席はもとよりワイングラスを傾ける高級フランス料理も心から愉しめなかったという。
 そんな悩みを知人に洩らしたところ、それならいいところがあると誘われたのが茶聞香だった。最初は半信半疑だったが、行ってみて驚いた。料理のコースに合わせ、お茶もフルコースで供していたからだ。
 「そのとき、お茶ってこんなに人を感動させることができるのだって、本当に感動しました。レストランのレスト(くつろぐ)という意味が、このとき初めてわかりました」
 2004年夏のその出来事が、吉本さんのその後の人生を一変させた。自らの感動をすなおに佐藤さんに伝えると、「一生を支えるスキルを身に付けられるから」と参画に誘われた。

茶聞香(ちゃもんこう)では、フランス料理のコースに合わせてお茶をフルコースで供する「フレンチとお茶のマリアージュ」を提供していた(写真中央が吉本さん)

茶聞香(ちゃもんこう)では、フランス料理のコースに合わせてお茶をフルコースで供する「フレンチとお茶のマリアージュ」を提供していた(写真中央が吉本さん)

確かに茶聞香には人々をお茶でリラックスさせる「場」が形成されている。ただ、スタイルが今様になっていない。デザインの力でそれを今様に変えれば、お茶文化を次世代につなげられるのではないか。そう考えた吉本さんは、映画館やカルチャーセンターなどに出向いてお茶のサービスをしたり、高級住宅地でお茶教室を開いてみたりとさまざまな実験を試みた。その1年間にサービスしたお客の数は1万人を超えたという。
 また、自らと同じような境遇、つまり、お酒を飲めないが故に会食も真から愉しめないという人たちへのメッセージとして、「お酒を飲まない人向上委員会」を発想し、そのビラを作成・配布してお茶の愉しみを訴えた。
 そんな積極的な活動をしていたある日、藤沢市の依頼から歩行者天国に路上カフェを開くことになった。この試みは結果的に成功しなかったが、吉本さんの人生を大きく転換させるきっかけとなった。

吉本桂子 プロフィール(よしもと・けいこ)

1971年神奈川県藤沢市生まれ。共立女子大学家政学部生活美術学科卒業後、フリーのグラフィックデザイナーを経て2006年に高級茶を自社一貫開発・製造・販売する「ロイヤルブルーティージャパン株式会社」を佐藤節男氏と創業。非加熱除菌による独自の茶抽出法を確立して商品化。翌2007年に「ROYAL BLUE TEA」を正式に発売した。
2007年から3年連続でベルギー・モンドセレクション金賞を受賞。
2013年には日本政策投資銀行「第2回女性起業大賞」を受賞。

企業データ

ロイヤルブルーティージャパン株式会社

神奈川県藤沢市川名2-5-31
0466-29-9577
事業概要:高級茶飲料の開発・製造・販売、茶葉・茶器の開発・販売、茶宴事業、茶関連事業
資本金:5815万円
売上高:非公開


掲載日:2014年1月28日


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