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スーパー銭湯

●スーパー銭湯は、各種浴槽設備を主として備え、その他健康・美容効果設備なども完備したアミューズメント施設であると言える。以下では、スーパー銭湯についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で34%、男性37%、女性32%となっており、男性の方が女性よりも利用率が高い(表1、図1)。年代・性別に利用率を見ると、20代では女性の方が高く、30代以上では男性の方が高い。
 また、全体的に「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が大きく、リピート率が低いことも窺える。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況図1 現在の利用状況

 利用頻度は概ね男性の方が女性よりも高い(図2)。利用頻度が比較的高いのは、30代男性と50代男性であり、30代男性では、利用経験者の35%が月に1回以上利用し、6%が週に1回以上利用している。50代男性では、利用経験者の30%が月に1回以上利用し、9%が週に1回以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で500~1000円未満の範囲と考えられる(図3)。また、利用経験者の75%が1200円未満の範囲内で利用している。
 1回あたり利用金額が比較的多いのは、30代男性と50代男性であり、30代男性では、利用経験者の48%が1回に1000円以上を使い、19%が1回に1500円以上を使っている。50代男性では、利用経験者の47%が1回に1000円以上を使い、20%が1回に1500円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、30代女性(40%)で最も高い(表2、図4)。次いで、20代女性、40代・50代男女で利用意向が高い。
 スーパー銭湯の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、20代~50代男女で高く、とくに20代・30代女性と30代・40代男性では80%を超えている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、30代~50代女性に存在していると考えられる(図5)。
 スーパー銭湯の利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、概ね若い世代、そして女性に多く存在していると考えられる。

 全体的にリピート率を上げつつ、若い世代そして女性(とくに30代~50代女性)の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が温泉・銭湯入浴にかける年間支出金額平均は、2009年で2,589円、2012年で2,120円となっており、減少している。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、利用率等は傾向として若干下がっているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年6月25日~7月9日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1192人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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