市場調査データ

職種別の消費者利用動向がすぐにわかるデータ一覧

サービス業
スーパー銭湯

●スーパー銭湯とは、一般的な銭湯設備に、露天風呂、ジャグジーバス、サウナ設備や、食堂やマッサージ室などを加えるなどして、銭湯の付加価値を高めた施設である。以下では、スーパー銭湯について、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で30%、男性32%、女性28%であり、男性の方が利用率は高い(表1、図1)。
 年代別・性別でみて利用率が比較的高いのは、60代男性(38%)、20代男性(35%)、60代女性(32%)、そして40代女性(31%)などである。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、利用者全体で、「年に1回以下(46%)」が最も多く、次いで「半年に1回(20%)」、「2~3カ月に1回(16%)」での利用が多い(図2)。利用率の高い20代男性では、「月に1回」以上のペースで利用している人が利用者の34%に達しており、「ほぼ毎日」利用しているユーザーも3%程度存在している。

図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額に関しては、利用者全体でみると、「500円~1,000円未満」での利用が46%と最も多く、次いで、「1,000円~3,000円未満(39%)」での利用が多い(図3)。
 全体のバーの「500円~1,000円未満」の下のラインが50%の水準(中央値)の下近くに位置していることから、およそ1,000円を若干下回るあたりが1回あたりの利用金額の相場であろうと推定される。

図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい(まあ利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で47%、男性47%、女性47%であり、男女とも同数で、比較的高い水準にある(表2、図4)。
 一方、スーパー銭湯の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で73%、男性75%、女性70%であり、男女ともに高い水準にある。 年代別・性別にみると、とくに20代男性の利用意向が高く、積極的利用意向が56%、消極的利用意向は84%に達する。

表2 今後の利用意向
表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、男女ともに幅広い層に多く分布している(図5)。スーパー銭湯の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)も、男女ともに、多く分布しており、60代男性以外の全ての層で、30%の水準を超えている。

 スーパー銭湯の潜在需要は、男女を問わず潤沢に存在しているといえる。ただ、表1・図1からもわかるように、「過去に利用経験があるが、現在は利用していない」という回答が多いことから、リピート率の低さが課題であると指摘できる。スーパー銭湯の魅力をメディア等も使って広く訴求し、かつ、リピート率を上げる努力をしていくことが、スーパー銭湯の経営には有効であると考えられる。

図5 潜在需要
図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2017年3月14日~3月16日
2) 調査対象: 国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認2017年3月

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