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マッサージ業

マッサージ業は、「あん摩マッサージ指圧師」の免許を持つ施術者が治療目的で開業している事業所が多いが、最近では、免許を持たずに治療ではなく一種のストレス解消ビジネスとして簡易なマッサージを施す店舗も増えている。以下では、マッサージ業についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、男性が20%、女性が24%、男女合わせた全体で22%となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、20代女性の36%であり、続いて20代男性(27%)、30代女性(26%)、40代女性(25%)の順に利用率が高くなっている。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 4% 5% 3% 8% 5% 3% 4% 2% 3% 4% 2% 4% 4%
たまに利用している 18% 23% 33% 11% 21% 21% 20% 19% 16% 11% 16% 16% 21%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 22% 5% 26% 15% 21% 22% 19% 23% 30% 25% 18% 21% 23%
利用したことがない 55% 68% 38% 67% 53% 55% 56% 56% 52% 60% 65% 59% 53%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
22% 27% 36% 18% 26% 23% 25% 21% 19% 15% 18% 20% 24%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度について見ると、20代男性と30代男性の頻度が高い(図2)。また、全体的に高齢者よりも若い年代の利用頻度の方が高い。「月に1回」以上利用する人は、20代男性利用経験者の40%、30代男性利用経験者の52%に上る。パソコンを使用して業務を行うデスクワーク従事者などがヘビーユーザーになっていると推察される。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額は、全体で、「3,000~5,000円未満(35%)」が最も多く、他、「2,500~3,000円未満(16%)」「5,000~7,000円未満(15%)」が多くなっている(図3)。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、若い女性で「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」の比率が高い(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代女性で54%、30代女性で45%、40代女性で37%となっている。

 マッサージ業の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は、男女を問わず若い年代で多い。消極的利用意向は、20代女性で87%、20代男性で82%、30代女性で73%、40代女性で72%に達する。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 8% 14% 21% 8% 16% 1% 8% 5% 2% 3% 3% 4% 10%
まあ利用したい 24% 14% 33% 20% 29% 21% 29% 23% 27% 14% 18% 19% 28%
どちらともいえない・わからない 34% 55% 33% 42% 28% 49% 35% 25% 28% 39% 37% 38% 32%
あまり利用したくない 11% 9% 4% 11% 10% 5% 11% 14% 16% 13% 16% 11% 12%
全く利用したくない 22% 9% 9% 20% 16% 23% 16% 34% 27% 32% 26% 28% 19%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
32% 27% 54% 27% 45% 22% 37% 27% 29% 17% 21% 23% 38%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
66% 82% 87% 70% 73% 71% 72% 52% 57% 55% 58% 61% 69%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
9% 0% 18% 9% 19% -1% 13% 6% 10% 2% 3% 4% 13%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
44% 55% 51% 52% 47% 48% 48% 31% 39% 40% 40% 42% 45%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)に関しては、若い女性を中心に大きな需要が存在していると考えられる(図5)。とくに20代女性、30代女性の積極的潜在需要は大きい。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、若い世代であるほど大きく、20~40代の男女に大きな潜在需要が存在している。

 彼ら・彼女らの需要をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯がマッサージ等(診療外)にかける年間支出金額平均は、近年、2,700円前後で安定的に推移している。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用率等も傾向として大きな変化は無いと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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