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家事支援サービス

家事支援サービスは、ハウスクリーニングや買物・炊事など家事を代行するサービスである。以下では、家事支援サービスについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、女性が2%、男性が1%、男女合わせた全体で約1%程度という低い水準にある(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、20代男性の5%であり、続いて20代女性(3%)、30代男性(2%)、60代女性(2%)という結果になっている。また、60代女性を除けば、男女ともに、若い年代ほど家事支援サービスの利用率は高い、という傾向が見られる。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 1% 5% 0% 2% 1% 1% 0% 0% 0% 0% 2% 1% 0%
たまに利用している 1% 0% 3% 0% 1% 0% 1% 1% 1% 0% 0% 0% 1%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 2% 5% 0% 0% 1% 1% 6% 2% 2% 3% 2% 2% 3%
利用したことがない 96% 91% 97% 98% 98% 97% 92% 98% 96% 97% 97% 97% 96%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
1% 5% 3% 2% 1% 1% 1% 1% 1% 0% 2% 1% 2%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 全体の利用頻度について見ると、「年に1回以下」が最も多く、利用者経験者の54%を占めている(図2)。他は、「週に1回」が18%、「月に2~3回」と「月に1回」が7%、「2~3ヵ月に1回」が4%、「半年に1回」が11%という分布になっている。

 1回あたりの利用金額に関しては、「1万~2万円」が最も多く利用者の37%を占め、ほか、「2万~3万円」が13%、「3,000~5,000円未満」が13%と比較的多くなっている(図3)。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、若い男性の潜在ニーズが高いことがうかがえる(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と回答したのは、20代男性で5%と30代男性で3%である。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)で見ると、男女を問わず若い年代でニーズが高くなっている。

 家事支援サービスの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は、20代男性で59%、20代女性で54%となっており、やはり若い年代でニーズが高い。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 1% 5% 0% 3% 2% 0% 2% 0% 1% 0% 0% 1% 1%
まあ利用したい 5% 0% 9% 8% 9% 1% 4% 2% 8% 1% 5% 2% 7%
どちらともいえない・わからない 33% 55% 45% 38% 36% 34% 38% 19% 29% 27% 35% 29% 36%
あまり利用したくない 14% 18% 14% 12% 12% 11% 19% 11% 17% 11% 11% 12% 15%
全く利用したくない 47% 23% 32% 39% 40% 53% 36% 68% 45% 61% 48% 56% 40%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
6% 5% 9% 11% 11% 1% 6% 2% 9% 1% 5% 3% 8%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
39% 59% 54% 48% 47% 36% 45% 21% 38% 28% 40% 32% 44%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
5% 0% 6% 9% 10% 0% 5% 2% 7% 1% 3% 2% 7%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
38% 55% 51% 47% 46% 34% 43% 20% 36% 28% 39% 31% 43%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)に関しては、30代男性と全ての年代の女性において有望な潜在需要が存在している(図5)。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、比較的若い年代で大きい。

 20代男性の高い利用率を維持しながら、30代男性や女性の関心をいかに喚起させ、潜在需要を掘り起こしていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が家事代行サービスにかける年間支出金額平均は、2008年で986円、2012年で1,374円となっており、増加している。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、単身世帯や高齢者世帯の増加などを背景に、現在の利用状況も傾向として上がっていると考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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