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サービス業
エステティックサロン

エステティックサロンは、美容サービスを行う事業所であり、ボディーケアやスキンケアなどを主たる業務としている。以下では、エステティックサロンについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、女性が16%、男性が2%、男女合わせた全体で10%となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、20代女性の26%であり、続いて30代女性(18%)の利用率が高くなっている。また、男女ともに、若い年代ほどエステティックサロンの利用率は高い、という傾向が見られる。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 3% 5% 5% 3% 4% 1% 4% 1% 1% 0% 5% 1% 39%
たまに利用している 7% 0% 21% 2% 14% 1% 9% 0% 10% 0% 8% 0% 12%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 19% 9% 29% 3% 32% 14% 33% 2% 22% 4% 18% 5% 28%
利用したことがない 71% 86% 45% 92% 51% 84% 54% 97% 67% 96% 69% 93% 57%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
10% 5% 26% 5% 18% 3% 13% 1% 11% 0% 13% 2% 16%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用率の高い女性について見ると、利用頻度は全ての年代で「年に1回以下」が最も多くなっている(図2)。比較的利用頻度が高いのは20代女性であり、頻度は「週に1回」が3%、「月に2~3回」が10%、「月に1回」が13%、「2~3ヵ月に1回」と「半年に1回」が15%という分布になっている。

 女性の1回あたりの利用金額は60代が最も高く、60代女性利用者の82%が1回あたりに5,000円以上を使っている(図3)。他は、20代と50代の利用金額が高くなっている。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、若い女性を中心に「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」の比率が高い(表2、図4)、「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代女性で40%、30代女性で32%となっており、60代女性でも約2割の人たちが利用意向を示している。

 エステティックサロンの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は高く、女性全体で55%、中でも20代女性では79%と高い。

 男性に関しては、「積極的な利用意向は低いが、否定的な意向を持つ人は少ない」という特徴が見られる。例えば、20代男性では、積極的利用意向は9%にしかすぎないが、消極的利用意向は68%に達している。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 4% 5% 13% 3% 8% 1% 6% 0% 2% 0% 3% 1% 6%
まあ利用したい 13% 5% 27% 9% 24% 4% 18% 2% 13% 1% 16% 3% 19%
どちらともいえない・わからない 28% 59% 40% 36% 27% 33% 32% 16% 25% 19% 23% 26% 29%
あまり利用したくない 15% 18% 8% 11% 15% 15% 21% 14% 20% 13% 10% 14% 16%
全く利用したくない 40% 14% 13% 41% 26% 47% 24% 69% 39% 66% 48% 56% 29%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
17% 9% 40% 12% 32% 5% 23% 2% 16% 1% 19% 4% 26%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
45% 68% 79% 48% 59% 38% 55% 18% 41% 20% 42% 30% 55%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
7% 5% 14% 8% 14% 3% 10% 1% 4% 1% 6% 2% 10%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
35% 64% 54% 44% 41% 36% 42% 17% 30% 20% 29% 28% 39%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 潜在需要(利用意向の比率マイナス利用率)に関しては、若い女性を中心に有望な潜在需要が存在していると考えられる(図5)。とくに、20代、30代女性の積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)は大きい。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、若い世代であるほど大きく、とくに20代の男女に大きな潜在需要が存在している。

 彼ら・彼女らの関心をいかに喚起させ、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯がエステティックサロン等(他の理美容)にかける年間支出金額平均は、2008年で15,124円、2012年で15,417円となっており、ほぼ同程度である(乖離幅は1.9%)。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用率等に大きな変化は無いものと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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