市場調査データ

職種別の消費者利用動向がすぐにわかるデータ一覧

サービス業
コインランドリー

●コインランドリーは、少ない人件費とランニングコストで事業運営できる人気業態である。利用率が高いのは高齢男性であるが、他の幅広い層の利用意向も高く、潜在需要も多く存在している。以下では、コインランドリーについて、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で15%、男性16%、女性15%であり、若干、男性の方が利用率は高い(表1、図1)。
 年代別・性別でみて利用率がとくに高いのは、60代男性(25%)、30代女性(19%)、40代女性(17%)、そして50代男性(16%)などである。
 「過去に利用経験があるが、現在は利用していない」という回答が多いことから、リピート率の低さが課題であるとも指摘できる。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、利用者全体で、「年に1回以下(62%)」が最も多く、次いで「半年に1回(15%)」「2~3カ月に1回(10%)」での利用が多い(図2)。利用頻度が比較的高いのは20代男女であり、20代男性利用者の26%、20代女性利用者の18%が、「月に2~3回」以上利用している。また、20代男性利用者の中には、「ほぼ毎日」利用するユーザーも3%程度存在する。

図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額に関しては、利用者全体でみると、「500円~1,000円未満」での利用が43%と最も多く、次いで、「500円未満(41%)」での利用が多い(図3)。 また、男性利用者の中には、1回にまとめて5,000円以上を使うユーザーも、6%程度存在する。

図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2.今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい(まあ利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で23%、男性23%、女性24%であり、ほぼ同水準であるといえる(表2、図4)。 一方、コインランドリーの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で59%、男性59%、女性58%であり、こちらも男女ともほぼ同水準だといえる。
 年代別・性別にみると、男女ともに、おおむね若い年代であるほど、利用意向が高いという傾向がみられる。

表2 今後の利用意向
表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、60代男性以外の全ての層に存在している(図5)。とくに、20代男性には多く存在していると考えられる。
 コインランドリーの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、60代男性以外の全ての層に潤沢に存在していると考えられる。

 コインランドリーは、比較的幅広い層に多くの潜在需要を抱えているため、その利便性を広く訴求するなどして潜在需要を開拓するとともに、上述のリピート率の低さを改善する努力をしていくことが、今後のコインランドリーの事業運営には有効であると考えられる。

図5 潜在需要
図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2017年3月14日~3月16日
2) 調査対象: 国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認2017年3月

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