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サービス業
コインランドリー

●コインランドリーは、現金収入、人件費不要、集金や接客の煩わしさの無さ、などのメリットから、遊休地や空きスペースを利用して事業を始めるケースが多い。 以下では、コインランドリーについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で18%、男性18%、女性19%であり、男女ほぼ同率となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、利用率が最も高いのは30代男性(26%)であり、次いで20代・30代女性(21%)の利用率が高い。
 また、全体的に「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が大きく、リピート率が低いことも窺える。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況図1 現在の利用状況

 利用頻度が比較的高いのは20代女性と30代男性であると言える(図2)。20代女性では、利用経験者の32%が2~3カ月に1回以上利用し、15%が月に1回以上利用している。30代男性では、利用経験者の30%が2~3カ月に1回以上利用し、21%が月に1回以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で300~600円未満の範囲と考えられる(図3)。利用経験者全体の38%が300~600円未満の範囲内で利用し、66%が600円未満で利用している。
 1回あたり利用金額が比較的高いのは30代男性であり、30代男性では、利用経験者の57%が1回に500円以上を使い、17%が1回に1000円以上を使っている。逆に、20代男性の利用単価は低く、20代男性利用経験者の93%が1回に900円未満での利用となっている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代・50代女性(22%)と60代男性(21%)で高い(表2、図4)。
 コインランドリーの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は20代・30代男女と40代男性で高く、いずれも60%を超えている。とくに30代男性(71%)と40代男性(70%)の消極的利用意向が高い。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、20代・50代・60代女性と40代・60代男性にわずかであるが存在している(図5)。
 コインランドリーの利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20代・30代男女と40代男性で比較的大きいと言える。

 全体的にリピート率を上げつつ、コインランドリーの利用に中立的な層(20代・30代男女と40代男性)の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯がクリーニング代(洗濯代)にかける年間支出金額平均は、2009年で7,021円、2012年で6,210円となっており、減少している。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、利用率等も傾向として若干下がっているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年6月25日~7月9日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1192人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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