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カラオケボックス

カラオケボックス(ルーム)は、コンテナ型(中古コンテナを改造したもの)、施設併設型(他のレジャー施設の空きスペースを改装したもの)、ビル型(都市部などに多いカラオケ専用施設)などに分類される。以下では、カラオケボックスについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、男性が38%、女性が33%、男女合わせた全体で35%となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、20代男性の77%であり、続いて20代女性(49%)、30代男性(44%)の順に利用率が高くなっている。全体的に、若い年代ほどカラオケボックスの利用率は高い、という傾向が見られる。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 3% 23% 6% 8% 2% 3% 3% 2% 1% 6% 0% 5% 2%
たまに利用している 31% 55% 42% 36% 32% 38% 36% 31% 18% 24% 26% 32% 30%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 47% 9% 47% 45% 58% 52% 48% 43% 50% 44% 39% 43% 50%
利用したことがない 18% 14% 4% 11% 9% 7% 14% 24% 31% 27% 35% 19% 18%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
35% 77% 49% 44% 34% 41% 38% 33% 19% 29% 26% 38% 33%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度は、20代男性が突出して高い(図2)。20代男性では、利用経験者の58%が「月に1回」以上利用し、26%が「月に2~3回」以上利用している。ほかに利用頻度が比較的高いのは20代女性、30代男性である。

 1回1人あたりの利用金額は、30代男女以外は、女性よりも男性の方が高い、という傾向が見られる(図3)。年代・性別でみて利用金額が比較的高いのは、20代男性、40代男性、50代男性である。1回1人あたりに1,500円以上使うのは、20代男性の79%、40代男性の73%、50代男性の74%となっている。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、若い年代、とくに20代女性を中心に「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」の比率が高い(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代女性で55%、20代男性と30代男性で41%、30代女性で40%となっている。

 カラオケボックスの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は20代男性で95%と突出しており、そのほか、20代女性(85%)、30代男性(77%)、の利用意向が高い。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 7% 23% 15% 8% 10% 4% 8% 4% 1% 6% 3% 6% 7%
まあ利用したい 25% 18% 40% 33% 30% 22% 25% 22% 19% 19% 16% 23% 26%
どちらともいえない・わからない 35% 55% 29% 36% 29% 49% 39% 31% 30% 35% 37% 38% 33%
あまり利用したくない 13% 0% 5% 11% 14% 14% 12% 16% 16% 18% 8% 14% 12%
全く利用したくない 20% 5% 10% 12% 16% 11% 16% 27% 34% 22% 35% 19% 22%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
32% 41% 55% 41% 40% 26% 33% 26% 20% 25% 19% 29% 33%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
66% 95% 85% 77% 70% 75% 72% 57% 50% 61% 56% 67% 66%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
-3% -36% 6% -3% 7% -15% -6% -7% 1% -4% -6% -9% 1%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
32% 18% 36% 33% 36% 34% 33% 24% 31% 31% 31% 29% 34%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)は、20代女性と30代女性、そして50代女性に存在している(図5)。なお、20代男性で積極的潜在需要が大きなマイナスになっているが、これは利用率が既に高いためである。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、20代男性を除いて、全ての年代・性別で20%~40%程度存在している。

 20代男性以外、とくに20代女性と30代女性を中心に、大きな潜在需要が存在していると考えられる。彼ら・彼女らの関心をいかに喚起させ、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 全国カラオケ事業者協会の推計資料によると、日本のカラオケ参加人口は、2008年で4,660万人、2012年で4,680万人となっており、安定的に推移している。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用率等にも大きな変化は無いものと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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