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インターネットカフェ

●インターネットによる情報収集の日常化を背景に、自宅でパソコンを使えない人達や旅行中・外出中の人達などから、インターネットカフェは強く支持されている。以下では、インターネットカフェについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で15%、男性18%、女性12%となっており、男性の方が女性よりも利用率が高い(表1、図1)。最も利用率が高いのは30代男性(46%)であり、次いで、20代男性(28%)、20代女性(24%)の利用率が高い。  
 20代では、「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が大きく(20代男性48%、20代女性47%)、リピート率が低いことも窺える。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況図1 現在の利用状況

 利用頻度は、30代男性で突出して高くなっている(図2)。30代男性利用経験者においては、その46%が月に1回以上利用し、19%が週に1回以上利用し、10%が週に2~3回以上利用している。また、ほぼ毎日利用しているというヘビーユーザーも2%とわずかではあるが存在している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で700~1200円未満の範囲であると考えられる(図3)。利用経験者全体の44%が1回に700~1200円未満の範囲内で利用し、69%が1回に500~1500円未満の範囲内で利用していることになる。
 1回あたり利用金額が比較的多いのは30代男性であり、彼らの利用経験者の77%が1回に1000円以上を使い、23%が1回に1500円以上を使い、8%が1回に2000円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代男性を除いて、概ね若い世代ほど高い(表2、図4)。とくに20代女性(33%)と30代男性(30%)の利用意向が高い。
 インターネットカフェの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、男女ともに概ね若い世代ほど高い。とくに20代男女と30代男性の利用意向は高く、いずれも70%を超えている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、既に高い利用率や低い利用意向を背景に、全ての年代の男性、そして60代女性で、ゼロまたはマイナスとなっている(図5)。一方、20代女性の積極的潜在需要は比較的大きいと言える。
 インターネットカフェの利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、30代男性以外では、概ね若い世代ほど大きい。とくに20代男女、30代女性、40代男性の潜在需要が大きいと言える。

 30代男性の高い利用率を維持しつつ、20代利用者のリピート率を向上させ、30代女性や40代男性などの関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※2010年3月、「インターネット端末利用営業の規制に関する条例」が東京都議会で成立し、同年7月1日から施行された。このことにより、都内のインターネットカフェでは、利用者の身分証明書の提示と確認が義務付けられ、より公正な利用が促進されている。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年6月25日~7月9日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1192人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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