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アイスクリームショップ

●アイスクリームショップは、比較的小スペース・小資本で開業が可能であり、フランチャイズチェーン(FC)システムの加盟店が大部分を占めている。以下では、アイスクリームショップについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で55%、男性44%、女性63%となっており、女性の方が男性よりも利用率が高い(表1、図1)。利用率が最も高いのは20代女性(74%)であり、次いで40代女性(69%)、30代女性(64%)の利用率が高い。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度も、概ね女性の方が男性よりも高い(図2)。とくに20代~50代の女性利用経験者では、約半数が2~3カ月に1回以上利用している。また、月に1回以上利用しているのは、50代女性利用経験者の32%、20代女性利用経験者の26%、40代女性利用経験者の25%、30代・60代女性利用経験者の24%となっている。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で300~400円未満の範囲であり、500円未満の範囲内での利用経験者が73%を占める(図3)。
 1回あたり利用金額が比較的高いのは30代男性と60代女性であり、30代男性利用経験者の45%、60代女性利用経験者の43%が1回に500円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全ての年代で、女性の方が男性よりも高い(表2、図4)。とくに20代~50代女性の利用意向が高く、いずれも60%以上となっている。
 アイスクリームショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、50代・60代の男性以外では、いずれの年代・性別でも高く、利用意向は80%を超えている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、男性では総じてマイナス、50代以上女性でプラスとなっている(図5)。
 アイスクリームショップの利用に否定的な意向を持たない層をも加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、利用率の高い20代・40代女性では小さいが、他の年代・性別では比較的大きいと言える。

 現在の20代~40代女性の高い利用率を維持しつつ、男性そして50代以上女性の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会資料によると、アイスクリームショップ・チェーン店の総売上高規模は、2009年に407億円だったものが2011年には427億円にわずかではあるが拡大している。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、現在の利用状況もわずかではあるが上がっているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年6月25日~7月9日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1192人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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