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飲食業関連
かに料理店

●かに料理店に関しては、現在の利用率や利用頻度は低いものの、全ての年代・性別において多くの潜在需要が眠っている。以下では、かに料理店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で14%、男性15%、女性13%となっている(表1、図1)。

 年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは60代男性(20%)であり、次いで、30代男性(19%)、50代男性(15%)などの順になっている。

 また、全体的に、利用率に比べ「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえる。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、「年に1回以下」での利用が非常に多い(図2)。利用経験者のうち、76%のユーザーが「年に1回以下」で利用している。

 比較的利用頻度が高いのは、60代男女であるといえる。利用経験者のうち、「半年に1回」以上利用するユーザーは60代女性で35%、60代男性で30%となっている。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額に関しては、全体で「2,000~3,000円未満」がボリュームゾーンだと考えられる(図3)。利用経験者全体では、30%のユーザーが「2,000~3,000円未満」の範囲内で利用している。

 また、高額利用者も多く、利用経験者全体の33%のユーザーが「3,000~5,000円未満」の範囲内で利用し、26%のユーザーが5,000円以上で利用している。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で34%、男性33%、女性34%であり、利用率に比べ利用意向は高いといえる(表2、図4)。

 かに料理店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全ての年代・性別で60%を超えている。消極的利用意向の分布は、男性では30代、女性では40代をピークとして全ての年代に広がっている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、30代・50代女性などを中心に幅広い年代・性別に分布していると考えられる(図5)。

 かに料理店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男性では30代、女性では40代をピークとして全ての年代に広く存在している。

 同業界では、利用経験者の約60%が1回(1人)あたり3,000円以上の金額で利用している。利用率の低さと利用意向の高さのギャップの背景には、この客単価の高さもあると考えられる。ローコスト経営を心がけ、少しでも客単価を下げることができれば、潜在需要は容易に顕在化してくるだろうと考えられる。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※公益財団法人 食の安全・安心財団資料によると、日本の飲食店市場規模は、2010年から2012年にかけては12兆2,000億円~12兆5,000億円の間で推移している(乖離幅は2.5%未満)。本レポートのアンケート調査は2011年に行われたものであるが、現在の利用状況に大きな変化は無いものと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2011年7月9日~7月18日
2) 調査対象: 国内在住の20~60代男女(有効回答数:1,033人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査


最終内容確認日2013年9月

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