トップページ  >  起業する  >  市場調査データ  >  コーヒーショップ

飲食業関連
コーヒーショップ

コーヒーを主として提供するコーヒーショップは、従来型の喫茶店とファストフード・タイプのスタンド・コーヒーショップに区分される。以下では、コーヒーショップについて、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況については、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は高く、既に男性の62%、女性の71%が利用している(表1、図1)。年代・性別で見ると、とくに20代男性(77%)と50代女性(76%)の利用率が高い。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 15% 14% 21% 15% 14% 18% 12% 18% 11% 17% 10% 17% 13%
たまに利用している 52% 64% 51% 56% 53% 41% 57% 47% 65% 37% 60% 45% 57%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 24% 18% 22% 17% 24% 29% 25% 29% 19% 31% 26% 27% 23%
利用したことがない 8% 5% 6% 12% 9% 12% 7% 6% 5% 16% 5% 11% 7%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
67% 77% 72% 71% 67% 59% 69% 65% 76% 54% 69% 62% 71%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度について見ると、全ての年代・性別で半数以上の人たちが「月に1回」以上コーヒーショップを利用している(図2)。また、「月に2~3回」以上利用するヘビーユーザーは全ての年代において女性よりも男性の方が多い。背景としては、ビジネスシーンでの待ち合わせや時間調整などで多用されていることも考えられる。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 利用経験者の1回あたりの利用金額は、概ね男性よりも女性の方が高い(図3)。たとえば利用率の高い20代男性の場合、1回の利用金額に500円以上を使う人は33%にすぎない。一方、60代女性の場合、1回の利用金額に500円以上を使う人は66%に達する。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、ほとんどの年代・性別で高くなっている(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は全ての年代・性別で40%を超えている。とくに20代女性では76%、50代女性では72%と高い。

 コーヒーショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は、全ての年代・性別で極めて高く、とくに20代男性で100%、60代女性で97%、そして20代女性で95%に達している。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 18% 27% 35% 18% 26% 8% 21% 14% 13% 11% 15% 13% 21%
まあ利用したい 44% 23% 41% 47% 39% 38% 43% 42% 59% 43% 50% 41% 46%
どちらともいえない・わからない 27% 50% 19% 24% 25% 38% 24% 30% 19% 35% 32% 33% 23%
あまり利用したくない 7% 0% 4% 6% 8% 7% 7% 10% 8% 5% 2% 7% 6%
全く利用したくない 4% 0% 1% 5% 3% 8% 5% 5% 1% 6% 2% 5% 3%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
62% 50% 76% 65% 65% 47% 64% 56% 72% 54% 65% 55% 68%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
90% 100% 95% 89% 90% 85% 88% 85% 91% 89% 97% 88% 91%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
-5% -27% 4% -6% -2% -12% -4% -9% -4% 0% -5% -7% -3%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
23% 23% 23% 18% 23% 26% 19% 21% 15% 35% 27% 26% 21%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 潜在需要(利用意向の比率マイナス利用率)に関しては、既に利用率が高く需要の顕在化した市場であるため、積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)は低く出ている(図5)。しかし、消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)を見ると、新たな市場開拓の余地はまだあると考えられる。とくに20代女性の積極的潜在需要(4%)と60代男女の消極的潜在需要(男性35%、女性27%)に関しては、開拓の可能性が充分にあるといえる。

 既に顕在化したニーズを維持しつつ、まだ開拓余地のあるニーズを掘り起こしていくことが、コーヒーショップ市場における成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会資料によると、コーヒーショップ・チェーン店の総売上高規模は、2008年に2,835億円だったものが2011年には2,994億円にまで拡大している。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用率等も若干上がっているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

Copyright © WizBiz Inc.
このコンテンツの著作権は、WizBiz株式会社に帰属します。著作権の承諾なしに、無断で転用することはできません。
  • 飲食業関連
  • 物販業
  • サービス業
このページの先頭へ
起業するコンテンツ一覧
  • 事業計画作りや実際の起業準備そして開業まで。起業を目指す人の『こんな時どうする?』に応えます。

  • 法律知識や経営診断など、起業準備段階はもちろん、実際に起業・開業してからも使える豊富な情報を掲載。

  • 『国の補助金を活用して創業するには?』についてご説明します。

  • 中小企業や個人投資家にとってのメリットを、その仕組みや優遇措置について詳しくご紹介します。

  • 起業・開業を考えている職種の消費者利用動向がすぐにわかる、職種別データ一覧。

  • 200以上の業種・職種から選べる開業準備手引き書。

  • 最新のビジネストレンドや中小企業が直面する経営課題など、読み物コンテンツをまとめています。

  • 若手起業家にインタビュ—。「社会人起業」と「学生起業」それぞれの選択を対比しながら起業のカタチを探ります。