トップページ  >  起業する  >  市場調査データ  >  洋・和菓子製造販売店

飲食業関連
洋・和菓子製造販売店

菓子製造販売店は、技術を身に付けるには長期間の修業が必要だが、比較的小資本で開業できるという魅力がある。以下では、菓子製造販売店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全ての年代で男性よりも女性の方が高い、という顕著な傾向が見られる(表1、図1)。年代・性別で見て利用率が比較的高いのは、20代女性(82%)、30代女性(80%)、40代女性(82%)、50代女性(83%)である。男性に関しては、いずれの年代も65%前後という結果になっている。全体的に利用率は高く、また、年齢層による利用率のバラツキの小さな市場であると言える。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 8% 9% 5% 5% 8% 7% 13% 6% 12% 7% 5% 6% 9%
たまに利用している 66% 55% 77% 61% 73% 56% 70% 57% 71% 59% 66% 58% 71%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 20% 23% 14% 24% 17% 23% 17% 28% 16% 20% 24% 24% 17%
利用したことがない 6% 14% 4% 11% 3% 14% 1% 8% 1% 14% 5% 12% 2%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
74% 64% 82% 65% 80% 63% 82% 64% 83% 66% 71% 64% 81%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度は、40代女性が比較的高いといえる(図2)。40代女性においては、利用経験者の60%が「月に1回」以上利用し、37%が「月に2~3回」以上利用している。逆に20代男女や30代男性の利用頻度は低い。

 利用経験者の1回あたりの利用金額は、50代男女と60代男性で高い(図3)。1回あたりに900円以上使うのは、50代男性で72%、50代女性で69%、60代男性で70%となっている。逆に20代男女の1回あたりの利用金額は低い。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、利用率と同様に、全ての年代で男性よりも女性の方が高い(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)が比較的高いのは、20代女性(77%)、30代女性(81%)、40代女性(79%)、50代女性(78%)となっている。逆に男性、とくに40代男性の積極的利用意向は低い。

 菓子製造販売店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、女性を中心に極めて高く、全ての年代の女性で95%を超えている。男性に関しても、全ての年代で85%を超えており、消極的利用意向は高いと判断される

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 20% 32% 33% 15% 30% 3% 28% 10% 21% 9% 15% 11% 26%
まあ利用したい 48% 18% 44% 45% 51% 42% 50% 44% 56% 51% 52% 45% 51%
どちらともいえない・わからない 24% 50% 21% 30% 16% 44% 19% 30% 17% 24% 32% 32% 19%
あまり利用したくない 3% 0% 1% 5% 1% 1% 1% 8% 4% 4% 0% 5% 2%
全く利用したくない 4% 0% 1% 5% 2% 10% 1% 7% 1% 11% 2% 8% 1%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
68% 50% 77% 61% 81% 45% 79% 55% 78% 61% 66% 55% 77%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
93% 100% 97% 91% 97% 89% 97% 85% 95% 85% 98% 87% 97%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
-6% -14% -5% -5% 1% -18% -4% -9% -5% -5% -5% -9% -3%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
19% 36% 15% 26% 16% 26% 15% 21% 12% 19% 27% 23% 16%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)に関しては、30代女性でわずかにプラスになっている他は、全てマイナスになっている(図5)。これは、利用率が既に高いことが背景にあるためである。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、とくに20代男性で大きい。このほか、30代男性、40代男性、60代女性の消極的潜在需要も大きい。

 彼ら・彼女らの関心をいかに喚起させて、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が菓子類にかける年間支出金額平均は、2008年で67,083円、2012年で65,843円となっており、わずかに減少しているが、その差はわずか2%程度である。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用状況にも大きな変化は無いと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

Copyright © WizBiz Inc.
このコンテンツの著作権は、WizBiz株式会社に帰属します。著作権の承諾なしに、無断で転用することはできません。
  • 飲食業関連
  • 物販業
  • サービス業
このページの先頭へ
起業するコンテンツ一覧
  • 事業計画作りや実際の起業準備そして開業まで。起業を目指す人の『こんな時どうする?』に応えます。

  • 法律知識や経営診断など、起業準備段階はもちろん、実際に起業・開業してからも使える豊富な情報を掲載。

  • 『国の補助金を活用して創業するには?』についてご説明します。

  • 中小企業や個人投資家にとってのメリットを、その仕組みや優遇措置について詳しくご紹介します。

  • 起業・開業を考えている職種の消費者利用動向がすぐにわかる、職種別データ一覧。

  • 200以上の業種・職種から選べる開業準備手引き書。

  • 最新のビジネストレンドや中小企業が直面する経営課題など、読み物コンテンツをまとめています。

  • 若手起業家にインタビュ—。「社会人起業」と「学生起業」それぞれの選択を対比しながら起業のカタチを探ります。