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持ち帰り弁当店

持ち帰り弁当店は、テイクアウト形式で弁当や作りたて調理食品(惣菜類)を販売する店舗である。以下で、持ち帰り弁当店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、女性で53%、男性で51%、男女合わせた全体で53%となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、20代男性の68%であり、続いて40代女性(60%)、40代男性(59%)、20代女性(55%)、30代女性(54%)の順に利用率が高い。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 5% 14% 4% 3% 7% 8% 4% 4% 4% 5% 3% 5% 4%
たまに利用している 48% 55% 51% 47% 47% 51% 56% 48% 45% 39% 39% 46% 49%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 39% 27% 37% 39% 39% 38% 35% 42% 43% 36% 42% 38% 39%
利用したことがない 9% 5% 8% 11% 7% 3% 5% 6% 8% 20% 16% 10% 8%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
53% 68% 55% 50% 54% 59% 60% 52% 49% 44% 42% 51% 53%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度について見ると、20代男性が突出して高い(図2)。20代男性では、利用経験者の62%が「月に1回」以上、29%が「週に1回」以上利用している。40代男性の利用頻度も高く、利用経験者の51%が「月に1回」以上、19%が「週に1回」以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回1人あたりの利用金額が比較的高いのは、30代男性、50代女性、そして60代の男女である(図3)。30代男性の53%、50代女性の55%、そして60代の男女の58%が、1回1人あたりに600円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、60代を除く広い年代で「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」の比率が高い(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、30代女性で58%、40代女性で57%、30代と40代の男性で55%となっている。

 持ち帰り弁当店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は極めて高く、全ての年代・性別で70%を超えている。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 11% 18% 15% 12% 16% 4% 14% 7% 9% 7% 5% 8% 13%
まあ利用したい 39% 32% 38% 42% 42% 51% 42% 44% 35% 29% 35% 40% 39%
どちらともいえない・わからない 33% 36% 35% 35% 29% 34% 26% 32% 34% 39% 39% 35% 31%
あまり利用したくない 11% 9% 9% 6% 8% 5% 14% 12% 16% 15% 10% 11% 12%
全く利用したくない 6% 5% 3% 5% 5% 5% 3% 4% 6% 11% 11% 6% 5%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
50% 50% 54% 55% 58% 55% 57% 52% 44% 35% 40% 48% 52%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
83% 86% 88% 89% 87% 89% 83% 84% 78% 74% 79% 83% 83%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
-2% -18% -1% 5% 4% -4% -3% -1% -5% -8% -2% -4% -1%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
30% 18% 33% 39% 33% 30% 23% 31% 29% 30% 37% 31% 30%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)に関しては、30代男女に有望な潜在需要が存在していると考えられる(図5)。20代男性の積極的潜在需要がマイナスになっているが、これは利用率が既に高いことが背景にある。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要は、とくに30代男性と60代女性で大きい。

 20代男性の高い利用率を維持しながら、30代男女や60代女性などの関心をいかに喚起させ、需要を掘り起こしていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※公益財団法人 食の安全・安心財団資料によると、料理品小売の市場規模は、2008年に6兆777億円だったものが2012年には6兆4,648億円にまで拡大している。本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、現在の利用状況も若干上がっていると考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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