市場調査データ

職種別の消費者利用動向がすぐにわかるデータ一覧

飲食業関連
持ち帰り弁当店

●持ち帰り弁当店は、20代~50代の幅広い層で利用意向が高く、潜在需要も潤沢に存在する業態である。以下では、持ち帰り弁当店について、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で48%、男性50%、女性46%であり、男性の利用率の方が高い(表1、図1)。
 全体的に利用率は高いほうであるが、利用率がとくに高いのは、40代男性・女性(53%)、20代男性(52%)、60代男性(50%)などである。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、利用者全体で、「年に1回以下(32%)」が最も多く、次いで、「2~3カ月に1回(20%)」、「半年に1回(18%)」、「月に1回(15%)」などの順になっている(図2)。
 年代別・性別では、20代男性の利用頻度が高く、20代男性利用者のうち、48%が「月に1回」以上、11%が「週に1回」以上利用している。

図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額に関しては、利用者全体でみると、「500円~1,000円未満(63%)」での利用が大半である(図3)。他の価格帯では、「1,000円~3,000円未満(20%)」や「500円未満(14%)」での利用が多い。
 利用金額は、男性よりも女性の方が高い傾向にあり、1回あたりに1,000円以上を使う利用者の割合は、男性利用者平均が18%であるのに対し、女性利用者平均は28%と計算される。

図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい(まあ利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で56%、男性56%、女性56%であり、男女とも同数であり、かつ高い水準にある(表2、図4)。とくに、20代・40代男性、そして30代・40代 女性の利用意向が高く、いずれも60%の水準を超えている。 一方、持ち帰り弁当店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で84%、男性84%、女性84%であり、こちらも男女とも同数であり、かつ極めて高い水準にある。

表2 今後の利用意向
表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、20代~50代女性、そして20代~30代男性に比較的多く存在している(図5)。60代男女に関しては、すでに高い利用率を背景に、市場は飽和状態にあることが推察される。
 持ち帰り弁当店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、とくに20代~50代の女性に多く存在していると考えられる。

 潜在需要は概ね、男性よりも女性のマーケットに多く存在している。とくに20代~50代女性の潜在需要は潤沢であるため、これらの層をターゲットとした商品開発や店舗づくりで、潜在需要を開拓していくことが、今後の持ち帰り弁当店の販売促進においては有効であると考えられる。

図5 潜在需要
図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2017年3月14日~3月16日
2) 調査対象: 国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認2017年3月

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