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物販業
中古自動車販売

●現在、中古自動車販売は、主に男性の支持を多く得ているが、女性においても若い層を中心に大きな潜在需要が存在していると考えられる。以下では、中古自動車販売についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で7%、男性9%、女性5%となっており、男性の利用率が高い(表1、図1)。利用率が最も高いのは、40代男性(13%)であり、次いで、20代男性(10%)、50代・60代男性(8%)の利用率が高い。
 また、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べると大きく、リピーターが定着しにくい様子もうかがえる。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、全体で、「10年に1回未満(37%)」の利用者が多い(図2)。ほか、「2~3年に1回」から「7~10年に1回」まで、利用頻度はほぼ均等に分布している。

 利用頻度が比較的高いのは20代男女であると言える。20代男性では利用経験者のうち52%が5年に1回以上、30%が2年に1回以上利用している。また、20代女性では利用経験者のうち56%が5年に1回以上、28%が2年に1回以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で、70~100万円未満の範囲と考えられる(図3)。利用経験者全体のうち、25%が1回に70~100万円を使い、24%が1回に100~150万円を使っている。
 利用金額が比較的高いのは、40代男性と50代女性であると言える。40代男性利用経験者のうち、50%が1回に100万円以上を使い、11%が1回に200万円以上を使っている。また、50代女性利用経験者のうち、45%が1回に100万円以上を使い、12%が1回に200万円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、20代・40代男性(20%)と30代男性(19%)で高くなっている(表2、図4)。
 中古自動車販売の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、20代~40代男性、そして20代・30代女性で高く、いずれも50%以上となっている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は50代女性を除く全ての年代・性別でプラスとなっており、とくに20代・30代男性における潜在需要が大きいと言える(図5)。
 中古自動車販売の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20代~40代男性、そして20代・30代女性で大きい。

 男性の高い利用率を維持しつつ、全体的にリピート率を向上させ、20代~40代男性や20代・30代女性のさらなる関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の資料によれば、中古車登録台数は、2009年で4,045,761台、2012年で4,015,909台となっており、わずかな減少にとどまっている。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、利用率等に大きな変化は無いと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年11月13日~11月27日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1287人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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