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手芸用品店

●手芸用品店(画材等含む)に関しては、全ての年代の女性が高い利用意向を持っている。用途も、趣味から業務用まで幅広く、男性を含め広い層に比較的多い潜在需要も存在している。以下では、手芸用品店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で25%、男性10%、女性43%であり、女性の利用率が高い(表1、図1)
 年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは20代女性(48%)であり、次いで40代・60代女性(45%)、30代女性(41%)などの順に利用率が高い。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、利用経験者全体で、「3年に1回未満(25%)」の利用者が最も多く、次いで「半年に1回(18%)」「2~3カ月に1回(16%)」などの利用者が多い(図2)
 年代・性別にみると、20代男女、40代女性、60代男女などの利用頻度が比較的高いといえる。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額は、利用経験者全体で、1,000円~2,000円の範囲がボリュームゾーンだといえる(図3)。この範囲内に全体の41%が収まっている。また、「1,200円~1,500円未満」がグラフの50%の水準に位置していることから、「1,200円~1,500円未満」が、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)だといえる。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で31%、男性12%、女性54%であり、女性の利用意向が高い(表2、図4)
 手芸用品店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は女性で極めて高く、60代を除く全ての年代の女性で80%を超えている。一方、男性に関しては、若い年代であるほど同利用意向は高く、20代男性では62%に達している。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、40代男性を除く全ての性別・年代に分布している(図5)。女性では30代・50代・60代を中心とした広い年代に、男性では20代・60代などに潜在需要が存在していると考えられる。
 手芸用品店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、男性では若い年代であるほど、女性では60代を除き高い年代であるほど多く存在しているといえる。

 女性の高い利用率を維持しつつ、20代・60代男女や、30代・50代女性などを中心に、幅広い層のさらなる関心をいかに喚起し、実際の来店に結びつけていくかが、今後の成功の鍵といえるだろう。また、図1で、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合が利用率と比べると高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえるので、ポイントカードの導入や品揃えの充実など、既存顧客のリピート率向上に努めることも重要だといえる。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が手芸・工芸材料にかける年間支出金額平均は、近年、800円前後で安定的に推移してきている。本レポートのアンケート調査は2010年に行われたものであるが、利用率等に大きな変化は無いものと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2010年8月3日~8月23日、11月19日~24日
2) 調査対象: WizBiz株式会社 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1249人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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