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靴販売店

●靴は安定的な需要を持つ生活必需品である。また、健康志向の高まりで、ウォーキングや山歩きなどを新たに始める中高年齢者も増えてきている。節約志向のため多少の距離であれば交通機関を使わずに歩く選択をする人たちも多い。以下では、靴販売店についての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で78%、男性72%、女性83%であり、男女ともに利用率は極めて高い(表1、図1)。

 年代・性別に見ると、利用率が最も高いのは60代女性(87%)であり、次いで、40代・50代女性(86%)などの利用率が高くなっている。
 また、「よく利用している」の比率が高いのは、20代女性(16%)と50代女性(11%)である。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、全体的に「半年に1回(31%)」の利用が多い(図2)。また、利用頻度は、男性よりも女性、とくに20代女性で高いといえる。20代女性の利用経験者のうち、39%が「2~3回カ月に1回」以上、14%が「月に1回」以上、靴販売店を利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額は、「2,000円~5,000円未満」がボリュームゾーンであると考えられる(図3)。この範囲内に利用経験者全体の44%が収まっている。
 また、「3,000円~5,000円未満」と「5,000円~10,000円未満」の境がグラフの50%のやや下に位置していることから、5,000円を少し下回る金額が、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)であると推定できる。
 利用金額は、とくに50代以上の男性で高く、利用経験者のうち1回に3万円以上を使うユーザーは、60代男性で8%、50代男性で4%となっている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で64%、男性58%、女性70%であり、とくに女性の利用意向が高い(表2、図4)。また、「ぜひ利用したい」の比率は、若い年代の女性を中心に高くなっている。
 靴販売店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、20代男性を除く全ての年代・性別で80%を超えており、極めて高いといえる。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、既に高い利用率を背景に、総じてマイナスとなっている(図5)。
 靴販売店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)に関しては、若い年代を中心に存在していると考えられる。

 高い利用率を背景に、市場は飽和状態に近い状態にあると考えられるが、未だ喚起されていない需要も、若い年代を中心に少なからず眠っていると考えられる。利用率の高い既存顧客の囲い込みに注力するとともに、靴のおしゃれに関心を払っていない若い男性の需要開拓を行うことも重要だと考えられる。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が履物類にかける年間支出金額平均は、近年、16,000円前後で安定的に推移している。本レポートのアンケート調査は2011年に行われたものであるが、現在の利用率等にも大きな変化は無いと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2012年6月2日~6月29日
2) 調査対象: 国内在住の20~60代男女(有効回答数:1,084人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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