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物販業
リサイクルショップ

リサイクルショップは、経済産業省の商業統計上「中古品小売業」に該当する(「骨董品小売業」とは区別される)。取扱商品は中古の衣類、家具、電気製品、楽器、レコード、運動用品、靴、オフィス家具などである。以下では、リサイクルショップについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、女性で38%、男性で37%、男女合わせた全体で37%となっている(表1、図1)。年代・性別で見ると、最も利用率が高いのは、30代女性と40代男性の47%であり、続いて20代男性(45%)、30代男性(42%)の順に利用率が高くなっている。

表1 現在の利用状況
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
よく利用している 3% 14% 5% 2% 6% 5% 4% 1% 3% 0% 2% 2% 4%
たまに利用している 34% 32% 33% 41% 40% 41% 33% 31% 32% 30% 23% 34% 33%
以前に利用したことがあるが、現在は利用していない 30% 32% 42% 32% 26% 26% 34% 30% 30% 26% 27% 28% 32%
利用したことがない 32% 23% 19% 26% 27% 27% 29% 38% 35% 44% 48% 35% 31%
利用率
(よく利用している+たまに利用している)
37% 45% 38% 42% 47% 47% 37% 32% 35% 30% 24% 37% 38%

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度について見ると、20代男性が突出して高い(図2)。20代男性では、利用経験者の59%が「2~3ヵ月に1回」以上、47%が「月に1回」以上利用している。40代男性の利用頻度も高く、61%が「2~3ヵ月に1回」以上、33%が「月に1回」以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額は、30代男性と50代男性で高い(図3)。30代男性の28%と50代男性の29%が、1回あたりの利用に2,500円以上を使っている。逆に、利用頻度の高い20代男性は1回あたりの利用金額が低く、ほとんど全ての利用者で1回あたり利用金額は2,500円未満に納まっている

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後の利用意向に関しては、女性を中心に「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」の比率が高い(表2、図4)。「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、女性全体で41%、男性全体で31%となっている。とくに30代女性(45%)と50代女性(43%)の利用意向が高い。

 リサイクルショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向)は、20代男性(95%)と20代・30代女性と40代男性(85%)で高い。

表2 今後の利用意向
 
  全体 20代
男性
20代
女性
30代
男性
30代
女性
40代
男性
40代
女性
50代
男性
50代
女性
60代
男性
60代
女性
男性
女性
全体 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
ぜひ利用したい 8% 14% 13% 8% 13% 5% 11% 2% 5% 6% 2% 5% 9%
まあ利用したい 29% 23% 28% 30% 32% 22% 27% 28% 38% 23% 29% 25% 31%
どちらともいえない・わからない 42% 59% 44% 45% 40% 58% 38% 41% 36% 41% 40% 46% 39%
あまり利用したくない 11% 0% 10% 8% 10% 7% 13% 16% 12% 10% 19% 10% 12%
全く利用したくない 10% 5% 5% 9% 5% 8% 10% 12% 9% 20% 10% 13% 8%
積極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい)
37% 36% 41% 38% 45% 27% 38% 31% 43% 29% 31% 31% 41%
消極的利用意向
(ぜひ利用したい+まあ利用したい
+どちらともいえない・わからない)
79% 95% 85% 83% 85% 85% 77% 72% 79% 70% 71% 77% 80%
積極的潜在需要
(積極的利用意向 - 利用率)
-1% -9% 3% -5% -2% -19% 1% -2% 8% -2% 6% -6% 3%
消極的潜在需要
(消極的利用意向 - 利用率)
41% 50% 46% 41% 38% 38% 40% 40% 44% 39% 47% 40% 42%

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向マイナス利用率)に関しては、50~60代女性に比較的大きな潜在需要が存在していると考えられる(図5)。また、20代・40代女性においてもわずかながら積極的潜在需要が存在している。男性と30代女性に関しては、利用率が既に大きいという背景から、積極的潜在需要はマイナスとなっている。

 積極的潜在需要に「否定的な利用意向を持たない層」も加えると、潜在需要の範囲は消極的潜在需要(消極的利用意向マイナス利用率)へと広がる。消極的潜在需要に関しては、20代男女と50代・60代女性に比較的大きな需要が存在していると考えられる。

 彼ら・彼女らの関心をいかに喚起させ、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※本レポートのアンケート調査は2008年に行われたものであるが、消費者の低価格志向が進むことにより、今後の利用意向等は若干上がっているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2008年10月28日~11月10日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:984人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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