市場調査データ

職種別の消費者利用動向がすぐにわかるデータ一覧

物販業
ホームセンター

●ホームセンターは、住宅・日用雑貨を中心に取り揃えた量販店である。50~60代男性を中心とした幅広い年代層で利用率は高いといえる。以下では、ホームセンターについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で87%、男性88%、女性86%であり、男女ともに利用率は高い(表1、図1)。とくに30代以上の男女で利用率が高く、30~60代では全ての年代・性別で利用率は80%を超えている。

 また、「よく利用している」ユーザーが比較的多いのは、60代男性(35%)と50代男性(34%)である。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、60代男性で比較的高いといえる(図2)。60代男性の利用経験者のうち、70%が「月に1回」以上利用し、14%が「週に1回」以上利用している。

 全体で見れば、「月に1回」利用するユーザーが、利用経験者全体の30%を占め、多いといえる。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額に関しては、全体で「1,000~2,000円未満」がボリュームゾーンだと考えられる(図3)。利用経験者全体のうち、44%が「1,000~2,000円未満」の範囲内で利用し、28%が「2,000~3,000円未満」の範囲内で利用し、10%が「1,000円未満」の範囲内で利用している。

 1回あたり利用金額が比較的多いのは、50代以上の男女だといえる。利用経験者のうち、1回あたりに3,000円以上を使うのは、50代男性で29%、60代女性で25%、50代女性で24%、60代男性で22%となっている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で79%、男性77%、女性81%であり、男女共に利用意向は高い(表2、図4)。積極的利用意向は、20代男性を除く全ての年代・性別で70%以上となっている。

 ホームセンターの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全ての年代・性別で80%を超えており、極めて高い水準にあるといえる。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、高い利用率を背景に、全ての年代・性別でマイナスになっている(図5)。

 ホームセンターの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20代・40代女性や30代男性などに存在していると考えられる。

 今後は、現在の高い利用率を維持することに加えて、20代・40代女性や30代男性などの関心を喚起しさらなる来店利用に結びつけていくことが、販路拡大には有効だといえる。女性向けの住宅・日用雑貨(化粧品、ベビー用品等)の品揃えを充実させるなど、女性をさらに取り込む施策も有効だと考えられる。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会によると、日本のホームセンターの売上高規模は、2011年で3兆9,220億円、2012年で3兆9,430億円となっており、安定的に推移している。本レポートのアンケート調査は2011年に行われたものであるが、現在の利用状況も傾向として堅調に推移しているものと考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2011年7月9日~7月18日
2) 調査対象: 国内在住の20~60代男女(有効回答数:1,033人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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