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●フラワーショップは、比較的高い年代の女性からの支持を多く得ているが、若い女性にも大きな潜在需要が存在していると考えられる。以下では、フラワーショップについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で42%、男性33%、女性51%となっており、女性の利用率が高い(表1、図1)。また、男女ともに年代が高いほど利用率は高くなっている。利用率が最も高いのは、60代女性(73%)であり、次いで、50代女性(70%)、40代女性(55%)の利用率が高い。男性では、60代男性(45%)、50代男性(41%)、40代男性(30%)で利用率が高い。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度は、全体で、「半年に1回(19%)」や「3年に1回未満(19%)」の利用者が多い(図2)。
 利用頻度が比較的高いのは、50代・60代女性であり、50代女性利用経験者のうち69%が半年に1回以上利用し、26%が月に1回以上利用している。また、60代女性利用経験者のうち74%が半年に1回以上利用し、37%が月に1回以上利用している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で、900~1000円未満の100円幅の範囲と考えられる(図3)。利用経験者全体のうち15%がこの金額の範囲内で利用している。
 1回あたり利用金額が比較的高いのは、40代・50代男性であり、40代男性利用経験者の72%が1回に1000円以上を使い、31%が1回に3000円以上を使っている。また、50代男性の65%が1回に1000円以上を使い、23%が1回に3000円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、年代が高いほど、そして女性で高い(表2、図4)。とくに40代~60代女性で積極的利用意向が高く、いずれも70%を超えている。
 フラワーショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、男女ともに高く、とくに30代以上女性では、いずれも90%を超えている。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は全ての年代・性別でプラスとなっている(図5)。積極的潜在需要は、全ての年代で女性の方が男性よりも大きく、また、男女ともに30代をピークに広く分布している。
 フラワーショップの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、全ての年代で男性の方が女性よりも大きく、また、男女ともに30代をピークに広く分布している。

 40代以上女性の高い利用率を維持しつつ、全体的にリピート率を向上させ、30代男女を中心とした幅広い層の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※総務省統計局「家計調査(総世帯調査)」によると、家計1世帯が切り花にかける年間支出金額平均は、2009年に9,722円であったものが2012年には9,071円へと減少している。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、現在の利用状況も傾向として若干下がってきているとも考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年11月13日~11月27日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1287人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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