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物販業
DPEショップ

●DPEとは、Development(フィルムの現像)・Printing(焼き付け)・Enlargement(引き伸ばし)の頭文字をとったものである。DPEショップは、操作の簡単なミニラボ機の普及によって、従来の写真店のみならず他業種からの参入も相次いでいる。以下では、DPEショップについての消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査を元に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で16%、男性15%、女性17%となっており、若干女性の利用率の方が高い(表1、図1)。年代・性別に見ると、利用率は男性で10%~21%、女性で12%~23%の間で分布している。
 また、「利用経験あるが、現在利用していない」人の割合も利用率と比べると高く、リピーターが定着しにくい様子もうかがえる。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、全体で、「3年に1回未満(45%)」の利用者が多く、ほか「2~3カ月に1回」から「2~3年に1回」まで利用頻度はほぼ均等に分布している(図2)。利用頻度が比較的高いのは、20代男性であり、20代男性利用経験者のうち29%が2~3カ月に1回以上利用し、13%が月に1回以上利用している。次いで20代女性や60代男女などの利用頻度が高い。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額のボリュームゾーンは、全体で「900~1000円未満」の100円幅の価格帯にあると考えられる(図3)。とくに20代男性では、利用経験者の31%が「900~1000円未満」の価格帯で利用している。
 全体では、利用経験者のうち63%が1回に900円以上を使い、44%が1回に1000円以上を使い、23%が1回に1500円以上を使っている。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、男性で10%~23%、女性で17%~24%の間で分布しており、全ての年代で女性の方が男性よりも積極的利用意向が高い(表2、図4)。
 DPEショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、比較的高く、60代女性を除く全ての年代・性別で50%を超えている。男女別には、60代を除く全ての年代で、女性の方が男性よりも消極的利用意向が高い。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的潜在需要(積極的利用意向-利用率)は、20代・50代男性を除く全ての年代・性別でプラスになっており、とくに40代男女と50代女性に比較的大きな積極的潜在需要があると考えられる(図5)。
 DPEショップの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、20代~50代女性で大きいと考えられる。

 全体的にリピート率を向上させつつ、20代~50代女性を中心とした幅広い層の関心をいかに喚起し、具体的なニーズに結び付けていくかが、今後の成功の鍵と言えるだろう。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

※一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会資料によると、DPE・印刷・コピーサービス・チェーン店の総売上高規模は、近年、600億円台で安定的に推移している。本レポートのアンケート調査は2009年に行われたものであるが、現在の利用率等も同程度の水準で推移していると考えられる。

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間:2009年11月13日~11月27日
2) 調査対象:株式会社ベンチャー・リンク 消費者モニター組織「コンシューマー・アイズ」のモニター会員、全国20代~60代男女(有効回答数:1287人)
3) 調査方法:インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年9月

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