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物販業
カジュアル衣料品専門店

●大手ブランド店による多店舗展開などの影響もあり、カジュアル衣料品は、消費者の支持を得て、広く消費者に行き渡る商品として定着してきている。以下では、カジュアル衣料品専門店について、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で64%、男性58%、女性69%であり、比較的高い水準にあると言える(表1、図1)。

 年代別・性別に見ると、女性では30代~40代、男性では50代~60代を中心に利用率が高くなっている。また、「よく利用している」人の割合は、20代女性(24%)や30代女性(22%)など若い女性で高くなっている。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、利用経験者全体の中では、「2~3カ月に1回程度」の利用者(33%)が比較的多い(2)。季節の変わり目に利用するパターンが多いとも考えられる。

 年代別・性別では、女性、そしておおむね若い年代での利用頻度が高いと言える。カジュアル衣料品専門店を「月に1回以上」利用するユーザーは、20代女性利用経験者の44%、30代女性利用経験者の36%を占める。また、20代~40代男性の中には、「週に2~3回以上」利用するユーザーも2~3%程度存在している。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたりの利用金額は、「2,000~3,000円未満」が一般的であると言える(3)。利用経験者全体の30%が「2,000~3,000円未満」で利用し、73%が「1,500~5,000円未満」の範囲内で利用している。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で60%、男性52%、女性68%となっており、女性の利用意向が高い(2、図4)。とくに20代~40代女性では70%を超えている。

 また、カジュアル衣料品専門店の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で81%、男性78%、女性84%となっており、男女ともに利用意向は高い。とくに、30代~40代女性では90%を超え、極めて高い水準にある。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、20代~40代女性でプラスとなっており、これらの層に存在していることがわかる(図5)。

 カジュアル衣料品専門店の利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、全ての年代・性別でプラスとなっている。本潜在需要は、50代~60代女性には少ないものの、幅広い年代層に満遍なく存在していると考えられる。

 カジュアル衣料品専門店の利用率は既に比較的高い水準にあるが、未だ20代~40代女性を中心として幅広い層に潜在需要が存在している。マスコミを使った広範囲におよぶ広告宣伝、友人紹介キャンペーンなど口コミを使った販売促進施策は、広く新たな需要を喚起する為に有効な手段の一つであると言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2013年5月13日~5月19日
2) 調査対象: 全国の20代~60代男女(有効回答数:1,136人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年5月

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