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物販業
ブランドリサイクル

●ブランド品リサイクルショップの利用率は現状で9%程度だが、20~30代女性や40~50代男性などを中心に、潜在需要が存在していると考えられる。以下では、ブランド品リサイクルショップについて、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

目次

1. 現在の利用状況

 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で9%、男性9%、女性8%となっている(表1、図1)。

 年代別・性別で見て、比較的利用率が高いのは、40代男女と50代男性(10%)であり、他は、60代女性(5%)を除き、9%程度の利用率となっている。

利用率に比べ「利用経験あるが、現在利用していない」の割合が大きいことから、リピート率が低いとも考えられる。

表1 現在の利用状況
表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況
図1 現在の利用状況

 利用頻度に関しては、男性で高く、女性、とくに高い年代の女性で低い、という傾向が見られる(図2)。ブランド品リサイクルショップの利用経験者のうち「月に1回以上」利用する人の割合は、40代男性で25%、50代男性で19%、30代男性で18%、20代男性で16%、30代女性で11%などという順になっている。

図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図2 利用頻度 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

 1回あたり利用金額は、「1,000~5,000円未満」がボリューム・ゾーンだと考えられる(図3)。利用経験者全体で見た場合、53%が「1,000~5,000円未満」の範囲内で利用しており、13%が「2,000~3,000円未満」の範囲内で利用している。

 また、「2,000~3,000円未満」と「3,000~5,000円未満」の境がグラフの50%の水準のやや下に位置していることから、3,000円をやや下回る額が、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)であると推察できる。

図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)
図3 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

 今後「ぜひ利用したい」と「まあ利用したい(どちらかといえば利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で12%、男性12%、女性13%となっている(表2、図4)。本利用意向が最も高いのは20代女性(19%)であり、次いで30代女性(18%)の利用意向が高い。

 一方、ブランド品リサイクルショップの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で44%、男女ともに44%となっている。本利用意向が最も高いのは20代男性(55%)であり、次いで20代女性(50%)の利用意向が高い。

 積極的利用意向、消極的利用意向ともに、おおむね若い年代であるほど利用意向は高いという傾向が見られる。

表2 今後の利用意向
  表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向
  図4 今後の利用意向

 積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、20~30代女性、40~50代男性などに存在していると考えられる(図5)。

ブランド品リサイクルショップの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)は、全ての年代・性別でプラスとなっており、また、若い年代を中心に大きな潜在需要が存在している。

 現在は利用率の低いブランド品リサイクルショップであるが、20代~30代女性や40代~50代男性などを中心に、「安価ならブランド品を購入したい」という隠されたニーズが存在していると考えられる。このような層をターゲットとして需要を喚起していくことが販売促進としては有効であると言える。

図5 潜在需要
  図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

■ 調査概要 ■
1) 調査期間: 2013年5月13日~5月19日
2) 調査対象: 全国の20代~60代男女(有効回答数:1,136人)
3) 調査方法: インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2013年5月

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